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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第9話:運命という名の物語はレールの上を回り続ける事
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さん。
あまりにも自然な動きに、嫉妬心も沸き起こらない行動だった。

「それだけ甘いのなら、神の私にも甘く接してくれないだろうか?」
未来で説教される事が決定してるマスタードラゴン様が、良い雰囲気を壊す様に訴える。
「「黙れ」」
だがリュカさんもビアンカさんも、そんなマスタードラゴン様を許す気はないみたいです。

お二人ともマスタードラゴン様に向き直り、未来での勝手な振る舞いやリュカさん等に迷惑をかけてる事に対し説教を始めました。
「今の私に言う事じゃないだろ」
と、マスタードラゴン様は仰りました。

確かにその通りなんですけど……
「今のうちに言っておけば、未来では考えを改めるかもしれないだろ!」
とリュカさんに言われます。

「考えを改めてお前等を過去に送らなきゃ、重大なパラドックスが発生するだろう……如何に足掻いても物語は変わらない」
マスタードラゴン様の言い分は尤もです! クールに言い放つ姿は流石としか言いようがない。

「偉そーに……お前がどんだけ間抜けなのか、こっちは熟知してるんだぞ! でも教えてあげない、お前の物語(人生)の事は。運命というレールの上を哀れに回り続けると良い!」
何とも意味深な事を言ってビアンカさんと共に割り当てられた部屋へ下がるリュカさん。

私はマスタードラゴン様と目を合わせ、首を傾げてしまいました。
しかし未来人たるリュカさんの台詞です……間違いなく意味がある事なんでしょう。
何だか不安になってしまいます……

「マスタードラゴン様……謝っておいた方が良いんじゃないですか?」
「それは未来の私が担う役目です。今の私は、彼等に対して何ら詫びを入れる事はしてません。それに未来なんて知らなくて良いのです……あるがままを受け入れるのも大切な事なんですよ」

言ってる事は尤もですが、リュカさんが意地悪く言ってるのを見ると……
まぁ世界が滅ぶわけじゃないみたいだから、放っておいても大丈夫なのかな?
後でコッソリ聞いてみようかしら?

でも……教えてくれるかしら?

ルーシアSIDE END




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