暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第9話:運命という名の物語はレールの上を回り続ける事
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の表情も素敵ですねぇ。

「おいリュカ。何やら家庭の揉め事がある様だし、部屋へ行ってやったらどうだ? お前等の部屋も用意してあるのだから、有効に使って構わんのだぞ」
目の前で家庭の揉め事を見せられるのが嫌に感じたのか、用意した部屋へ行く事を進めるマスタードラゴン様。

「何を偉そうに……貴方だって問題あるんですよ!」
気を利かせた風に発言した事が気に入らなったのか、ビアンカさんの怒りはマスタードラゴン様にまで広がった。今この場を仕切ってるのはビアンカさんみたいです。

「わ、私が何だと言うのだ!?」
「私の夫は幼い頃から苦労をしてきたんです! やっと全てが終わって平安な時間を過ごしてるのに、何時も利用して……迷惑なんですよ! 神様のクセに自分で何とか出来ないんですか!?」

「いや……それは全て未来の私がしでかした事で……今の私に言われても」
「未来に戻ったら、未来の貴方に説教します! いいですか、逃げ出す事は許しませんよ。必ず自ら私の下へ来なさい……絶対ですよ!」

「な、何で神の私が……」
「その傲慢な態度を含めキッチリ説教致します」
はぁ〜……流石リュカさんが愛してる女性だ。マスタードラゴン様に対して、これ程強気に物を言えるなんて凄い。

「さぁ……今は貴女の時間よマリー!」
「まぁまぁ、もうそれくらいで許してあげようよ」
厳しい視線をマスタードラゴン様から娘さんに移すビアンカさん……
それを見てリュカさんが宥め始めました。

「パパ〜ン、大好き!」
「あ! ……ちょっとリュカ」
母親のお説教から逃れたい娘は父親の一言に縋る為、リュカさんに抱き付き彼のマントに身を隠す。

「貴方は娘に甘すぎよ!」
「世の中の父親は大概娘に甘いもんなのさ! 僕だって例外じゃない」
そうなのかしら? 自分の子供には厳しく接するのが普通なのでは?

「リュカは息子にだって甘いじゃない!」
「そりゃぁ可愛い一人息子だからね。どうしても甘くなっちゃうよ。その代わり義理の息子をビシバシ鍛えてるから!」
そんな事言いながら、ビアンカさんの死角から娘さんを逃がしてあげるリュカさん。

「ウルフ君可愛そ……」
「奥さんにだって甘い男なんだから仕方ないじゃんか(笑) 何処かにしわ寄せが行っちゃうよ。まぁ毒蜘蛛(悪女)2匹に捕まったと思って諦めてもらうしかないね」
娘さんが部屋から出て行く瞬間を発見したビアンカさんは、溜息交じりでウルフさんに同情を寄せていた……リュカさんの台詞を笑いながら聞いてたけどね。

「妻以外に、愛人に対しても甘いでしょ! 問題あるんじゃないの?」
「いやいや……世界で一番妻に甘い男なんだから、その問題は掘り下げちゃダメだよ」
そう言うと、ビアンカさんを優しく抱き寄せ口吻をするリュカ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ