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『ある転生者の奮闘記』
TURN6
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た」

 俺は南雲提督に敬礼をした。




「状況は?」

「現在九三%まで補給が完了しています。予定通りです」

 副官はそう俺に報告する。

「なら0300には出撃やな」

「いよいよ……ですか」

 副官が呟いた。

「日本はガメリカが戦争をしたいがために巻き込まれたようなもんやな」

 ガメリカはチートやと思うから兵器を大量生産してくるやろうな。

「艦長。平賀所長から通信が来ていますが」

 オペレーターが言う。

「分かった。艦長室で受け取るわ」

 俺は艦長室に向かう。




――艦長室――

『急に悪いね雪風』

「別にかまへんよ。どうしたんや?」

『津波から聞いたんだけど開戦が決定したらしいね?』

「まぁな。0300には出撃するわ」

『そうか……リ○ディ茶の消費量がまた増えそうだね』

「……それは技研だけやと思うで」

 大丈夫やろか?

『技研としては資源星域のマレーの虎や四国を占領してもらいたいけどね』

「大丈夫や茂。南雲さんが言うにはマニラ2000に侵攻してマレーの虎、四国星域に行くらしいわ」

『そうか、なら安心だね。欲を言えばインドカレーや南アフリカ星域にまで行ってほしいけどね』

「南アフリカは無理やと思うけどインドカレーは上手くいけば行けるやろ……多分な」

『まぁそれもそうだね』

 茂が画面越しで苦笑する。

『確かマレーの虎にはゲリラのボルネオがいたな』

「ラスシャラたんは俺が捕まえてやるわッ!!」

『……その前に雪風が捕まりそうだね』

 それは酷いなおい。

『僕は事実を言ったまでだよ』

「俺の心の中を覗くなよ」

『雪風は顔に出やすいんでね』

「ぐ……」

 ちぃ、茂のくせに……。

『それじゃあ作戦頑張ってね。期待しているなよ』

「資源が手に入れるからやろ?」

『そこは否定しないね』

「否定しろよロリコン」

『僕はロリコンじゃないッ!! 津波だからなんだッ!!』

ガンッ!!

『五月蝿いぞ馬鹿者……』

 顔を真っ赤にした津波が画面に出てくる。

『雪風、死ぬなよ』

「あぁ。お前らの赤ちゃんを見るまで死ねるかいな」

『馬鹿者……』

 津波が顔を真っ赤にしてモジモジとする。

『津波ぃ〜可愛いよぉ〜♪』

『きゃッ!!』

 そこへ、復活した茂が津波に抱きついた。

 そこからは茂と津波のイチャイチャラブラブな展開になった。

「……お前も苦労しとるな久重」

『津波様が幸せならいいのだよ』

 久重が何かを悟ったかのような表情をしている。

 
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