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妖精の義兄妹の絆
ブレインVSジュラ
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「うぐ、うう…。」
「うぬを私の最初の操り人形にしてやろう。」
ナツは今すぐにでもブレインを殴りたかったが、毒が全身にまわっているため体の自由が効かない。











ドン!!

「この僕が…ま、負ける…?」
ここではジュラたちと別れ、ホットアイ改めリチャードとミッドナイトが戦っていた。
「強い信念を持つ者が勝つ。ジュラはそう言ってましたデス。」
リチャードは完膚なきまでに倒したミッドナイトを見下ろし、そう言った。
「いやだ…、負けたくない。負けたら父上に捨てられる…。」
ミッドナイトはなんとかその場に立ち上がり、そう呟く。
「負けたくないっ!!!」
そして、ミッドナイトはリチャードに背を向けて逃亡を計った。
「逃げても無駄デスヨ。私の“天眼”は全てを見通す!!!」
リチャードは周りの建築物を見渡した。
「観えタ!!!リキッドグラウンド!!!!」

ドッ

リチャードは一つの建築物を自身の魔法で破壊した。そして、


ガガガガガ

「うわあああぁあぁっ!!!」
「六魔将軍は今日で終わるのデス。」














「いたぞ!!!」
「!」
グレイとルーシィ、ジュラの三人はナツを引きずるブレインを見つけた。
「ナツ!!!どーしちゃったの!!?」
ルーシィは引きずられているナツを呼び掛けるが、ピクリとも動かない。
「これ…乗り物だから…。」
少し離れた所に倒れていたハッピーが補足する。
「ネコ殿も無事か。」
「ネコ殿!?」
「みんなぁ…ナツを助けて…。つれていかれちゃう。」
ハッピーは涙を浮かべてみんなに頼み込んだ。
「六魔も半数を失い、地に落ちた。これより、新たな六魔をつくる為この男を頂く。」
「いつかくると思ってたけど、本当に闇ギルドにスカウトされっとはな。」
「ナツはあんたたちの思い通りにはならないんだからね!!」
「ニルヴァーナがこやつの心を闇に染め、私の手足となるのだ。」
ブレインがそう言っていた時、
「なるか。」

ガブ

「くっ。」
ナツは掴んでいるブレインの腕に噛みついた。今の状態ではこれぐらいが精一杯なのだ。
「まだそんな力が!!!」

ドガン

「ぐほっ。」
ブレインはおもわずナツを叩きつけ、手を離した。
「う…うぼ…うぼぼ…。」
ナツはまた乗り物酔いが表れ、苦しそうにしている。
「体調が悪そうだな。」
「アイツは乗り物に極端に弱ェんだ。」
グレイはジュラにそう伝える。
「早く、こいつ、倒し…て…、コレ…止めてくれ…。うぷ。」
「おまえの為じゃねーけど止めてやんよ。」
「うん!!」
グレイたちはブレインに向け、戦闘体勢に入る。
「止める?ニル
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