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妖精の義兄妹の絆
ブレインVSジュラ
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ても乗り物であるニルヴァーナに立っても酔わないからだ。
「おおおおおっ!!!!平気だっ、平気だぞっ!!!!」
ナツは飛び上がり嬉しさを体全部で表現した。
「ったく。ホントだらしねーなー。」
「タクヤが言えることじゃありませんけどね。」
「うっ。」
タクヤはエマが冷たいツッコミをくらい、心が痛んだ。
「すげーな、ウェンディ!!その魔法教えてくれ!!!」
「天空魔法だし、ムリですよ。」
ウェンディに断られたがそんな事はナツにとっては小さいものだったらしく、真っ先にルーシィの所へ走った。
「これ、乗り物って実感がねーのがアレだな。よし!!ルーシィ。船とか列車とかの星霊呼んでくれ。」
「そんなのいないわよ!!てか今、それどころじゃないの!!!空気よんでくれる?」
ナツはルーシィに無茶なリクエストを注文するもあっさり断られてしまった。
「止め方がわからねぇんだ。見ての通り、この部屋には何もねぇ。」
グレイが本題に戻し、状況を理解できていなかったナツに説明した。
それを聞いてウェンディの顔が曇った。
「でも、制御するのはこの場所だってホット…、リチャードが言ってたし。」
「リチャード殿がウソをつくとも思えん。」
「止めるとかどうとか言う前にもっと不自然な事に誰も気づかない訳!?」
シャルルがみんなに告げる。
「操縦席は無い。王の間には誰もいない。ブレインは倒れた。なのに何でこいつはまだ動いてるのかって事よ。」
「まさか、自動操縦!?すでにニルヴァーナ発射までセットされて……。」
ウェンディは涙を浮かべ小刻みに震えている。このままじゃ自分達の仲間が危険な目にあってしまうと判断したためだ。
「私たちの…ギルドが…。」
その時だった。

ポン

「…お兄ちゃん。」
タクヤはウェンディの頭に手を乗せ、ウェンディを励ます。
「泣くのはまだ早ぇ。まだ俺たちは全力を出してねぇ!!!最後の最後まで希望を捨てんな!!!!」
「大丈夫!ギルドはやらせねぇ。この礼をさせてくれ。必ず止めてやる!!!!」
ウェンディは泣くのこらえた。タクヤやほかのギルドの者たちが誰も諦めてないからだ。


















「ニルヴァーナは止まらない。このボクがいるかぎりね。」
ミッドナイトはリチャードを置き去りにして歩き出した。












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