暁 〜小説投稿サイト〜
I want BRAVERY
38話
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

38話

 まさかまさかの展開でタルタロスの階層は30階まで上がった。

 これって主人公が段々とレベルアップしていくの無理じゃないかな、って思うんだ。

 まぁ、多分別行動になる可能性が高い気がする。
 真田先輩が怪我さえしなければ。

「彩、すこし話がある。後で作戦室に集まってくれ」

「?了解しました」

 何か大事なイベントでもあっただろうか。

 俺以外の人も声を掛けに行くらしい。

 嫌な予感がヒシヒシと、なんてことはないが、何か厄介というか面倒になりそうな予感。





「今日集まってもらったのは他でもない、新しくメンバーが増えることとなった」

「新メンバーだと!?これで、これでより上にいける!」

 おいおい、あんたの頭はそっちにしか働かないのか。

「え〜、チョーありえないンですけどぉ。マジでもう増えなくていいシぃ〜」

 お前は誰だよ。
 何キャラ変えてんだよ。

 そうでなくてもキャラ崩れ激しい奴いるんだから、キャラ固定しとけよ。

「・・・誰ですか?」

 誰か居ただろうか。

「君と同じ学年の子だ」

(・・・岳羽さんか)

 あの人はそういえば高1の内にメンバー入ってたっぽかったな。

「岳羽ゆかり、というんだが、知らないか?」

「はぁ!?女とか、イラネー」

 いや、だからお前誰?
 キャラ戻せよ。

「そう言うな暗越。これでより多くの人を助けれる」

「岳羽さんか・・・まぁ、知り合いではある、かな?」

「じゃあ、彼女が入ってきたらお願いしてもいいか?」

「え?パス」

「・・・彼女にとってこちらは未知の世界だ。戸惑うことも多いだろう」

「そこはほら、真田先輩が手取り足取り」

「明彦はそういうのに向いていない。なにより君は同学年だろう?それに彼女は自ら志願してくれたんだ。その志を無碍には扱えない」

(俺は強制的でしたね)

「真田先輩。どうやら戦闘に関して熱心な子らしいですよ」

「なに!?それは本当か美鶴!」

「え、いや。戦闘に関して言われればどうかわからないが」

「真田先輩が手取り足取り教えれば、きっと戦力になりますよ」

「そうか!今からトレーニングメニューを作ってくる!」

???バタン

 真田先輩は走って出て行った。

 その子がどんな子かも聞かずにどうやってメニューを組むんだろうか。

「・・・ふぅ」

「おい、何やりきった感を出しているんだ」

「いいじゃないですか。岳羽さんって、なんかあんまりこっちに関わるな、っていうかなんかそんな雰囲気出してるんですよ」

「?友達はちゃんといると聞いたが?」

「あー
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ