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魔法少女まどか☆マギカ 〜If it were not for QB〜
業話 崩落
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 ある日の体育、その日は体育館でバレーだったのだが、ほむらは保健室だった。

 あの日以来精神的に追い詰められたほむらは休む事はしなかったが保健室に行く事が多くなり、クラスの人間も段々と最初からいないかのように扱うようになっていたのだった。

 「あれ、今日暁美さん休み〜?」
 「いいじゃん、ほら今日夏凪も休みだしさ、ちょうどぴったり偶数でチーム割れるよ」
 「そだね〜、まあ居たって邪魔だし、ちょうどいいかもね〜」
 「6人同士でやって、残された人もかわいそうだし〜」
 「独りぼっちは、寂しいもんね〜」
 「鹿目さんがいるじゃん、まあ彼女にはほんと助かってるけどね〜」

 クラスメイトにとってほむらはそう言う認識なのだろう。まどかが付き合ってあげているから他の人は彼女と付き合わなくて済む、まどかはそんな事を考えた事など無かったのだが、クラスの判断はそんなもののようだ。

 「ごめん、今日ナギ(夏凪)休みだから、私と一緒に練習しない?」
 「冬本さん……お願いします」

 クラスメイトの下卑た笑い顔に嫌気がさしたが、まどかは黙って相手とサーブ&レシーブを始める。バレーはあまり嫌いじゃないが、あんまりやると筋肉痛で非常に痛い想いをするのが少し嫌いなのだ。

 「ああっ……ご、ごめんなさっ!!!!」
 「あ〜いいっていいって、取ってくるから」

 遠くに打ち過ぎてしまったまどかのボールを友達が取りに行ってくれた。非常に申し訳ないのでとりあえず予備のボールを補充しようと倉庫前に向かう。

 その時だった。

 「ま、まどか……」
 「あっ、ほむらちゃんっ!!!!! 大丈夫なの、体調?」
 「……頑張ります」

 どう考えても無理をしていたのだが、彼女の気持ちも分からないでも無い。弱い自分を変えたくて、無理をおして出て来たのだ。

 「あ、でも……」
 「あ、暁美さんじゃない」
 「丁度良かった、私疲れて抜けるから、代わりに入ってくれない?」
 「どうせ先生来ないしさ〜」
 「それじゃあ、鹿目さん宜しく〜」

 以前仁美と共にとばっちりを受けた女性徒が、さっきまでまどかと組んでいた少女と一緒の側のコートに入る。

 「急な話だね……まいいや、ガンバろ、ほむらちゃんっ」
 「あの……私も入っていいんですか?」
 「うんっ、一緒に頑張ろうっ!!」

 まどかはコートに入る。ほむらもおどおどした様子で入る。相手がにやついている事に二人は気が付いていなかった。

 「じゃあ私からやるね、暁美さん、行くよ〜」
 「は、はいっ!!!」

 緩いボールが上がってくる。ほむらは前方へ走って受け止め、後ろに回す。初心者らしい打ち方、だがそれでも真っすぐ後ろのメンバーの頭上にボールは落ちる。そ
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