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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第2話:国士無双
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て私を睨んでくる……
さて……どうたたみ込もうかしら?

「シンシア……貴女、私の合図でリュカに色目を使って利用したけど、あの合図だってリュカの仕込みなのよ。いい加減シン君達が弱すぎて危険を感じたけれど、リュカの意思によって戦闘に加入したら今後の為にならないと思い、私を使って貴女に合図させたのよ! 私がシン君達に気を遣ったと思ったんでしょ? 残念ながら全部リュカによって演出された事なのよ!!」

あぁ……自分と同じ顔の奴を苛めたくなるリュカの気持ちが解ってきた。
今にも泣きそうに食い縛るシンシアを見て、私とリュカは似たもの夫婦である事に喜びを感じる。
ただ、他の非戦闘要員であるロザリーとリューノが、気まずそうにしているのには申し訳ないと思います(笑)

「さてと……私はリュカに食べ物を渡してくるわ。一番の功労者だからね! 貴女達は他の連中のお世話をお願い。そこで狸寝入りしている連中の……ね?」
これ以上苛めて泣かれたら面倒なので、山盛りの食事と飲み物を手にリュカの下へと移動する。

ちょっとギスギスした雰囲気になっちゃったけど、リュカの事を悪く言うのは許さない。

ビアンカSIDE END



(魔界)
ロザリーSIDE

「おい狸寝入りども、飯だぞ!」
リューノさんが寝てるシンさんの頭を蹴飛ばし食事を渡してる。
ピサロ様を含め皆さんに対しぞんざいな対応だけど、ウルフさんにだけは優しくしてる……

「喧嘩……終わった?」
そのウルフさんが恐る恐る目を開け辺りを見渡し、ビアンカさんとシンシアさんの口論が終了してる事を確かめる。

「困るよぉ……こんな時にギスギスした喧嘩されちゃぁ……シン君の彼女なんだから、ちゃんと手綱を握っといてよ」
「いや……そんな事を言われても」
どうやら皆さん起きてた様で、ビアンカさんとシンシアさんの喧嘩に困っていたご様子です。

「ふん……相変わらず生意気な女だ!」
「何だよデスピー君……君だって二人が喧嘩してる時は、懸命に目を瞑ってたじゃないか! 嵐が過ぎ去った途端、大きな態度になるなよぉ」
確かにウルフさんの言う通りです。一緒になって狸寝入りしてなんですから……

「あ、いや……女の争いに、男が口を挟むのはどうかと思ってな」
きっと嘘です。目が泳いでますから……
この短期間でピサロ様にこんな態度をさせるなんて……恐るべしリュカ菌!

「お母さんを怒らせるの止めてよね。あの(リュカ)を旦那に持つ女なのよ! 何年(どれくらい)生きてるか知らないけど、並の女に勝てるわけないでしょが」
ムックリと上半身を起こしボサボサになった髪を掻きながら、マリーさんが不機嫌な声を上げる。

「別に喧嘩なんてしてないもん!」
当のシンシアさんは皆さんからの
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