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妖精の義兄妹の絆
レーサーの魔法
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に追いつく事くれぇ造作もねぇが、てめぇは殺さねぇと気がすまねぇ。」
「!!」
一瞬のうちにグレイの背後をとったレーサー、その早さはさっきまでの比じゃない。
(「いつの間に…!!!」)

シュン

「その後でも十分に追いつける。」
「!」
グレイが振り向くとまた姿を消し、今度は正面へ移動していた。
「させるかよ!!!」

ばっ

「デッドGP、開幕!!!!」
レーサーが空へつきだした腕を振り落としながら言った。
「!!」

ブォォン ブォォォン オオオオン オオン オォオォォン

どこからかエンジン音が無数に聞こえてくる。

ブオオオオ

そしてグレイの目の前から大量のバイクが飛び出してきた。
「うわっ。」
バイクには人は乗っておらず無造作に駆け抜けていく。
「がっ。」
グレイはそのバイクを避けきれずひかれていた。
「魔導二輪が大量に…!!!」
「地獄のモーターショー。踊れ!!!!」

ガッ

「がはっ。」
レーサーは魔導二輪に乗り、グレイに攻撃を仕掛ける。
「それ、乗れんのかよ。」

ばっ

グレイは1つの魔導二輪に跨ぎ乗る。
「!!」
「SEプラグまでついてやがる。」
グレイは魔導二輪についてあるSEプラグを装着する。
「行くぞオラァ!!!!」
「面白い…。オレとレースで勝負しようと?」
「ルールはねぇから覚悟しとけや。」
そう言ってグレイとレーサーはエンジンをふかせ、樹海を駆ける。
「アイスメイク槍騎兵“ランス”!!!!」

ズガガガガ

グレイは氷の槍でレーサーに攻撃するがレーサーは巧みなライディングで華麗に避けて見せる。

ばっ

今度はレーサーが大量のタイヤを出現させ攻撃する。
「タイヤ!!?うお。」
グレイもこれをかわすが、
「!!」
いつの間にか横で並走しているレーサーがいた。

ガッ ガゴォ ガコッ

レーサーはグレイに足で何度も蹴りつける。次第に二人は木のトンネルへと入っていった。

ギュゴォォォォォ

二つのエンジン音がトンネル内に響く。

ガコッ

レーサーの魔導二輪からなにかが開く音がした。考える間もなくレーサーの魔導二輪からミサイルが発射された。

バラララララ

「ぐあっ。」

ズギャギャ

「くそっ。」
グレイは攻撃を受けるも何とか体勢を整え、最悪の事態を免れた。
「どうした、色男。」
レーサーがグレイを挑発する。

ヴォオン

グレイは再びアクセルを踏み、レーサーを追いかけた。
(「エルザの為に負けられねぇんだヨ!!!!」)
しばらくしてトンネルから出た二人はレースを続ける。
そのとき、グレイは遠くにいる人影を見つけた
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