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いつか必ず、かめはめ波を撃つことを夢見て
第21話 再会!悟空の仲間たち
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 ナシゴと悟空が、レッドリボン軍本部からカリン塔へ戻ろうとした時。地上で悟空を呼ぶ声が聞こえてきた。

「おーい! 悟空! ここだ」
「ん? あれ? みんな!」
 悟空が何かを発見して筋斗雲から飛び降りるのを見て、ナシゴも後に続く。

 悟空が飛び降りた先には、何人かの人間が立って手を振っていた。ナシゴはその中に、知り合いを見つけた。

「ナシゴ様!」
 着地した瞬間、亀仙人がナシゴを見て嬉しそうに叫び近づいてくる。亀仙人達はブルマの作った偵察機で、あらかじめ悟空とナシゴがレッドリボン軍本部へ行くことを知っていたため、二人がこの場所へ居ることを知っていたのだった。

「やあ、久し振りだね。今は亀仙人を名乗っているんだっけか」
 ナシゴも久しぶりに出会う亀仙人の顔に嬉しくなり返事を返す。そして、悟空と話している人物をじっくりと観察する。原作知識として知っている、ヤムチャ、ブルマ、クリリン、ランチ、ウーロンに、ウミガメ勢揃いだ。

「彼らは?」
 ナシゴが亀仙人に聞く。原作知識として知っているが、対面は初めてなので一応聞いておく。
「ワシらの仲間です」
そして、亀仙人は丁寧に一人ずつ指差して紹介してくれる。

 悟空と話していた皆が、ナシゴに気付き声をかけてくる。
「あら、そちらのダンディなおじさまは誰?」
 少し下品な声と目線を送ってくるブルマがそう聞く。
「ナシゴと言います。よろしく」

 ナシゴが丁寧に挨拶をした。すると、ランチが一歩ナシゴに近づき、緊張して身体をガチガチにさせながら自己紹介する。
「オ、オレの名はランチ。よ、よろしく」
「え? あぁ、よろしくおねがいしますね」
 ランチの鬼気迫る自己紹介に、びっくりするナシゴ。そして何故か、ランチはナシゴにずいと身体を近づけてきて腕にひっついて来た。

「あ、あのー? ランチさん?」
「なんだ?」

 何故か、ナシゴはランチに気に入られてしまった! そんな風に振る舞うランチに、ナシゴはなにも言えなくなった。ブルマやヤムチャ達は、ランチのそんな積極的な行動に驚いた。
「そ、それで、ナシゴさん。孫くんが言った事って本当ですか?」
 気を取り直したブルマが、そう聞いてくる。

「悟空くんが言った事とは?」
「レッドリボン軍に殴りこみをかけたって話です」

「あぁ、そのことですか。本当ですよ」
 ナシゴの言葉に皆がぎょっとする。たった二人だけで、レッドリボン軍に殴りこみをかけて、しかも二人は無事のように見えたので驚いたのだった。亀仙人だけは、ナシゴの実力を知っているので、無理ではないことを理解していた。

「で、でも警察でもどうすることも出来なかったレッドリボン軍ですよ?」
 ヤムチャが信じられないという風に言う。
「それを、
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