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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第46話 王都の休日? 休んでないのに休日?
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すね」

 私が聞きたいのは、そんな分かり切った結論じゃありません。

 その後もポツポツと意見が出ましたが、現状を打破する様な意見はついに出ませんでした。

「そろそろ諦めて王宮へ行きませんか?」

 あきらめムード全快のクリフがそう口にすると、暗い表情でドナが同意します。

 ……諦めたらそこで試合終了ですよ?

「守衛から公爵に連絡が行っているかもしれません。早めに行った方が良いのではないですか?」

 ファビオも折れてしまった様です。

「ギルバート様。逝きましょう」

 クリフの言葉には、何処か違うと言うか物騒なニュアンスを感じました。それでも心情的には、合っている様な気がするのが辛いです。しかしここで気軽に頷く程度なら、私は今頃生きていません。

「いえ、報告書はファビオが王宮まで届けてください。クリフとドナはファビオの護衛をお願いします」

「ちょ ちょっと。ギルバート様。不味いですって!!」

 ドナが五月蠅いです。呼び出された訳ではないので、罰せられる様な事はありません。それに陛下と会う事自体回避できれば、問題にはならないはずです。勲章なんて要りませんし。しかし何の用事も無く居なくなるのは、体裁がよろしくないのは事実なので何か理由を必要でしょう。

 ……そうだ。この際だからあの問題を片づけてしまいましょう。下手に時間を置くと、今回の件で吐く心算の嘘が本当になりかねませんから。

「ファビオ。例の修道院の位置は?」

「? 掴めてます」

「では、例のエンブレムは?」

「確保しています」

 よし。なら大丈夫ですね。

「私はこれからガリアに向かいます。ファビオにはもう一度レンを預けますので、これが終わったら以前お話しした作戦通り行動してください。ついでですから、これを公爵を通して王家に収めておいてください」

 そう言って、魔法の道具袋から王錫と百合を象った3Dクリスタルが入った箱を渡します。

「は はい」

「それから公爵達には、製作者はくれぐれも内密にするように念を押しておいてください」

「はい」

 ファビオを半ば無理やり頷かせ、クリフとドナが抗議して来る前に逃げ出しました。






 再び原作に介入します。母上へ手紙で根回しするのと、出発前にカトレアに会いに行かないといけません。

 本来なら“ゼロの使い魔”の知識について、存在だけは父上達に知らせてから動く予定だったのに……。

 世の中って上手く行かない物です。
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