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ナギの親友物語
13話
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詠春と酒を飲み交わして早一日現在俺達は朝ごはんを食べております。
「せっちゃん、今日何時までお稽古なん?」
「え〜と、今日は午後までだったかな」
「ほんならお昼から遊べるな!」
「う、うん!」
と朝ごはんを食べながら楽しそうに話をする二人を見るのは中々如何して此方も平和な気持ちになるな。詠春何てさっきからその風景をみて箸と待ってるもん。
「やはり、木乃香は可愛いなぁ〜」
とそんな事を言いながらしきりに頷く詠春・・・これは俗に言う親バカと言うものだろうか?いや、あの堅物詠春に限ってそれは・・・いや、どうだろうか。
「ごちそうさまでした!じゃあ、せっちゃん何時もの場所で待ってるな!」
「木乃香ちゃんは何時も元気だな」
「はい、私と遊んでる時も何時も笑顔で、見てる方も笑顔になります」
なぜか嬉しそうに語る刹那ちゃん。その顔は自分の大切な人を褒められた誇らしさと、すこしの陰を含んでいた。
「きっと刹那ちゃんのことが好きなんだな」
「・・・わ、私なんて!そんな!」
「いやいや、絶対そうだよ。詠春もそう思うだろ?」
「え?え、ええ私と二人で居る時も大抵は刹那の話で此方がすこし妬いて仕舞うほどですよ」
「男の焼もちなんて気持ち悪いぞ!」
「うるさい」
「・・・私なんて・・・化け物の私なんて・・・失礼します!」
刹那はそのまま出て行ってしまった。
「・・・追わないんですか?」
「うん?あぁ、今じゃないかな〜」
「・・・上手くいくか?」
「まずは信用をえないとよね」
何所の馬の骨かも分らない奴に言われても意味無い様な気がする、はぁ〜任せろとは言ったけど上手く行くかね。

「はぁ、はぁ、」
所変わって今は刹那ちゃんの修行場所と言っても道場だけど、なんとなく刹那ちゃんの修業を見ているのだが、まだやって間もないのか、刹那ちゃんはあっという間に息が絶え絶えだ。
「今日は此処までだ」
「は、はい!ありがとうございました!」
指導の人が道場を後にする。だが刹那ちゃんは息を整えると、一人で黙々と木刀を振るう。
「お〜い、刹那ちゃん」
「えっ?あ、アレンさん!?何時の間に!?って木刀が!?」
そうとう慌てたのか木刀が手からすっぽ抜けてどこか何故か俺の方に飛んでくる!?
「だが甘い」
木刀如きで俺が慌てるとでも思ったか!飛んでくる木刀を右手で受け止める。
「す、すみませんでした!怪我とか・・・ありませんね」
「まぁ〜ね」
刹那ちゃんが此方に歩いてくる。立ち話もなんなんで壁際に座ると刹那ちゃんも少し距離を置いて座る。
「い、何時から道場に居たんですか?」
「うん?刹那ちゃんがあの人にお願いします!と元気よく頭を下げた所からだよ」
「初めから!?・・・全然気付かなかった」
「ハハ、まぁ〜刹那ちゃん達に気配を悟られる
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