暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのさん♪〜
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事が出来ないから。まぁ当ててもいいと本人は言うから、

「買収!? ちょっとルシル! はやてに何を・・・!」

「俺が数多く有するレシピの中でも上位の10品目で買収した・・・!」

シャルの炒り豆攻撃が、早速はやてに向かう。だけどヴィータが「甘ぇっ!」と車椅子を押して射線上より退避させる。すかさずシグナムが「食べ物を粗末にすることには気が引けるが、そういうモノだと言うのなら!」と苦悩しつつも炒り豆投擲。それにしてもレシピで買収。子供心に、私も料理が出来ればその大切さが解るのかな?なんて思ってたな〜。

「なのは! フェイト! アリサ! すずか! こっちも負けてらんないからね!」

「「「ええ〜〜〜」」」

なんかもう勝てる気がしなくなって、というよりかはいい加減やり過ぎ感でいっぱいになって不満を漏らす子供の私となのはとすずか。でも結局、シャルとアリサがルシルとヴィータの挑発に乗りに乗って自滅するまで豆撒きは続いて、クロノの「いい加減にしろぉぉーーーっ!」っていう叫びで幕を下ろした。もちろん使った炒り豆はみんなで美味しく頂きました。

「ルシル、もっと食べなさいよ。6千粒くらい」

「なら君も6千粒以上食べろ」

その時は、そんなに豆が無いよ、って笑い話で終わった。歳の数だけ食べる。ルシルとシャルにとってはそれが妥当な数だった。まぁ仮に有ったとしても、それだけ食べる事が出来るかどうかは今であっても無理だろうけど。

†††Sideフェイト⇒なのは†††

2月。その月にはあるイベントが用意されている。その日に近づくにつれて、街はもちろん学校も少し浮足立つ。

「バレンタイン・・・?」

子フェイトちゃんが聞き慣れないイベントに首を傾げる。教室は、数日後に控えたバレンタインデーの話題でもちきりだった。小学3年とは言え、やっぱり色恋話には敏感なのだ。

「バレンタインかぁ。それは翌月の見返りを期待しての先行投資。相手が相手なら、こっちがチャチなモノでも返しがとんでもない高級品ってことにもなるから、送る相手は選ばないとね」

「そうなんだ〜」

「「「違う違う」」」

シャルちゃんの説明に納得する子フェイトちゃんに、子供の私とすずかちゃんとアリサちゃんがツッコミを入れる。簡単にバレンタインデーを説明。気になる男の子に買ったでも手作りでもいいからチョコレートをあげる日だってことを。子フェイトちゃんは「気になる男の子、か・・」とポケーとしただした。うん、きっとルシル君の事を考えているんだね、判りやすい。

「それじゃあなのは達は誰にあげるの?」

子フェイトちゃんの無垢な疑問。気になる男の子・・・・・、いませんけど何か? 子フェイトちゃんだけが特別なんだよこのグループで。そこにシャルちゃんが、

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