暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ここは海鳴、始まりの街 〜追憶の旅路そのさん♪〜
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動く。音もなく開いていく扉。そして、

「「ただい――」」

二人の姿が扉の陰から出てきた瞬間、シャルの「鬼は外ぉぉーーっ!」の掛け声とともに私たちは炒り豆を投げつけた。

「クロノバリアァァーーッ!!」

それは本当に一瞬の出来事。私たちは鬼――ルシルとクロノに炒り豆を投げつけた。完全な不意打ち、奇襲、強襲、急襲。半ば通り魔的犯行。それなのにもかかわらず、ルシルは咄嗟にクロノを前面に押し出して盾にした。

「痛っっったぁぁぁーーーっ!?」

ビシバシとクロノに直撃していく炒り豆百数粒。特に威力の強かったシャルとアリサ、そして私の投げつけた炒り豆が顔面ヒット。痛みに顔を押さえて蹲るクロノを放置して、シャルが「バレていただとぉっ!?」って、再度炒り豆を掴みあげる。

「君の考えなどお見通しだ・・・!」

ルシルの手にはお店で買ってきたのか炒り豆の入れられた袋があった。中身の炒り豆をサッと手の平の上に乗せて、「シャルは外ぉぉーーっ!」とシャルに向かって投げつけた。シャルは「アリサガードッ!」って、アリサの制服の袖を引っ張って盾にした。

「ちょ――きゃぁっ・・!」

アリサ、戦死。死因は味方の裏切りによるショック死。

「って、あたしを盾にするなんていい度胸じゃないシャルッ!」

「アリサ、あなたの尊い犠牲は忘れない・・・!」

「あたしもあんたの盾にされた恨みを忘れない!」

一触即発。シャルとアリサは本当に仲が良かった。良いコンビっていうのかな。一見ケンカっぽいやり取りだけど、心の底から楽しんでるってことが良く判る。今だってバトル寸前な雰囲気。けどそれは二人にとっては遊びの延長だ。オロオロ焦りだす子供なのはとすずか。それは二人を止めようとかじゃなくて・・・

「余所見厳禁だぞ、二人とも」

ルシルがフッとニヒルに笑う。二人はルシルを放っておいていいのかどうかに焦っていた。シャルとアリサはハッとしてすぐに炒り豆を掴みとってルシルにぶつけるべく構えた。そのルシルの後ろから、

「鬼はぁ外ぉぉっ!」

「ヴィータ!? あいたぁっ!」

伏兵の如く登場したヴィータが、シャルに炒り豆を投擲。予想外の敵兵出現に、シャルは動きを一切止めてしまってヴィータの投げつけた炒り豆にヒット。

「ざまぁねぇなフライハイト♪」

ここから始まる、第一回節分豆撒き決戦・放課後の陣inハラオウン家。ルシルとヴィータ、さらにシグナムとシャマル先生が共闘。

「ごめんなぁ、ルシル君に買収されてもうて。そやから、シグナム、ヴィータ、シャマル。シャルちゃんを迎え撃てーーっ♪」

「了解です!」「応よ!」「はぁ〜い?」

車椅子のはやても参加。だけど無敵キャラという位置づけ。車椅子じゃ炒り豆攻撃を避ける
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