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赤城と烈風
波及効果と戦史研究
海軍型7糎半野戦高射砲
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 89式40口径127センチ高角砲の採用後、艦艇から撤去された在庫保管品の急送が実現します。
 稚内に到着した海軍陸戦隊は陸軍構築の陣地に潜み、旧式化した高角砲から重量6kgの砲弾を発射。
 砲口初速670m/秒の高角砲弾は敵戦車を貫き、歓声が上がります。

 艦艇用の高角砲は装備数が僅少な為、波状攻撃を受ければ壊滅は必至でしたが。
 大陸方面で急激な進撃を重ねる極東ソ連軍の最高指揮官、トハチェフスキー将軍は合理的に判断。
 輸送船の準備まで手が廻らぬ現状に鑑み、渡海作戦の中止が指示されました。
 96式艦上戦闘機の活躍で制空権を掌握の後、日本陸軍は樺太南部・千島列島の奪還に挑みます。
 3年式8センチ高角砲は総て急送され、一部の艦艇や軍港・要塞からも姿を消しました。

 兵力の逐次投入を避ける為に数百門の高角砲が一気に投入され、76.2粍の砲弾在庫も一挙に払底。
 砲弾と砲身の製造設備は海軍の管轄でしたが、陸軍に移管し補給の円滑化を図ります。
 仮称・海軍型7(センチ)半野戦高射砲は期待に応え、装甲車や戦車を次々に撃破。
 壊滅寸前に陥った陸軍戦車旅団の穴を埋め、樺太沿岸の奪還に貢献していますが。
 極東ソ連軍は艦砲射撃の援護が届かない森林地帯に退き、強襲は甚大な犠牲が避けられません。

 十数隻の駆逐艦に護衛された重巡洋艦、陸戦隊を乗せた輸送船が樺太東方オホーツク海を迂回。
 オハ油田一帯を奪取の後に機雷を敷設、逆上陸を阻止する為に駆逐艦と敷設艦が間宮海峡に突入。
 潜水艦の雷撃で駆逐艦が着底の代償に重砲、戦車等の輸送船も触雷沈没しています。
 千島方面も海上補給線(シー・レーン)を遮断、上陸部隊を孤立させ艦砲射撃で痛打。
 占領地を交換する形で漸く南樺太、歯舞諸島、千島列島が奪還されました。


・3年式8センチ高角砲
口径76.2_
砲身長3m(40口径)
砲口初速670m/秒
最大射程1万800m
弾頭重量6kg/砲弾重量9.43kg
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