原作前のプロタゴニスト
家族が増えました!
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「……僕は兵藤 一誠。イッセーって呼んでね。白音ちゃん」
「……はい。イッセー」
私は少年――イッセーの背中を見て、少し頼もしいと思ってしまいました。
D×D
リビングの長テーブルに猫又姉妹を含め、6人全員が座った。
「食事前に自己紹介をしようと思う。…名前、年齢、種族を言うこと」
「……僕は?」
「おまえは俺と同じ、特殊な人間ってことだ」
「うん。わかった」
「まずは俺からだ。……俺は遠山 龍介。8歳で人間だ」
「次は僕が言うね。僕は兵藤 一誠。6歳で人間です」
「次は私だな。私はカミュだ。17歳で火炎龍だ」
「次、我。我オーフィス。6歳。無限の龍神」
「「っ!!」」
オーフィスの紹介で二人が驚いていた。
「(うん、わかるよその気持ち。俺だってそうだったから)」
「次は……黒歌」
「にゃっ!えっ、えっと、私は黒歌にゃ。8歳で猫又で猫?にゃ」
「……私は白音です。5歳でお姉さまと同じ猫?です。えっと――」
白音がイッセーを見ている。イッセーは――。
「……廊下の時のこと?気にしなくてもいいよ。今初めて歳を訊かれたんだから」
「……はい。イッセー兄さま」
「っ!」
イッセーは無言だったが、顔は赤い。かわいい妹に『兄さま』って言われたのが、恥ずかしかったのか?もしかして、照れているのか?
よし!これをネタにして、イッセーをからかってやろう!
「そういえば黒歌、おまえたちは住む宛てがあるのか?」
「「………」」
「そうか、ならここに住めばいい。これからは家族だ」
「……でも、私たちは迷惑者だにゃ。追手もあるし……」
「そんなこと気にするな。この家にかけてある結界は、俺の防御用……四赤陽陣の改良版、人払い、感知の三つだ。家と塀の間は広い。その間に外側から、人払い、感知、防御用の四赤陽陣を張ってある。二つは通ることはできるが、最後はここにいる辰巳がやっとで入れる防御力だぞ」
「……ありがとにゃ。白音もここに住む?」
「はい。私もここに住まわせてもらいます」
「「これから、よろしくにゃ(お願いします)」」
「では朝早くですが、新たに増えた家族。黒歌と白音を迎える朝食です。手を合わせて!いただきます!」
「「「「「いただきます!」」」」」
うんうん。二人ともいい食べっぷりだ。
こうして、今日から黒歌と白音が家族になった。
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