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赤城と烈風
防衛の要
12試推進式戦闘機『閃電』、『震電』
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50g、炸薬19gで容積と重量も上回ります。

 弾道の直進性は上ですが機体の運動性に影響は避けられず、単純に打撃力が2倍とは言えません。
 ガス利用式の宿命として軽量化は困難な為、装弾数はエリコン20ミリの60発を下回る45発です。



 何れの機銃も機首に装備する事で、主翼に装備する場合よりも命中率の向上が見込めます。
 大口径機銃4挺の集中銃撃は、防御力の高い重爆撃機にも通用すると判断していますが。

 更なる運動性の向上を実現する為、A21土星への換装型も計画されています。
 発動機の直径は大幅に増大しますが、後部に配置する推進式の機体には重大な問題とはなりません。

 むしろ他の機体に比べ、発動機の直径が増大する場合の対応力は推進式戦闘機の方が上です。
 離昇出力3100馬力の大出力発動機、A21土星の搭載も可能と期待されています。


 立川と三菱の共同開発、単胴を双つの支持架で支える推進式の戦闘機j21と類似の構造です。
 太い機首には25ミリ機銃の搭載が可能、装弾数の関係から合計6挺とされていますが増設も可能。

 太い機首に前方視界を制約されますが、空対空噴進弾を携行する戦闘爆撃機として運用を検討。
 飛行特性を確認する為に同形状の滑空機(グライダー)を製作、双発機に曳航させ操縦試験を実施。

 重爆撃機を迎撃する最速の邀撃機(インターセプター)は、試製『閃電』の愛称(ニックネーム)を獲得。
 北欧の国防戦闘機サーブJ21と情報を交換、設計開始から4年の歳月を経て開発が進捗しています。


 鶴野正敬大尉と渡辺飛行機は南欧イタリア、前翼式の実験機と技術情報を参考に開発を進行中。
 前翼式のみが持つ利点として機首が細く出来、前方視界は日本戦闘機の中で最良と期待されます。

 『震電』の愛称(ニックネーム)を獲得した前翼機も重視され、更なる武装強化と発動機換装を検討。
 試作初号機の完成した『震電』は発動機の直径、重量の増大を厭わずA21土星の換装型も計画。

 仮称A18木星E型を搭載時の最高時速700km/hを超え、740km/hを目標に機体を強化する改設計を推進。
 推進式戦闘機『閃電改』『震電改』は重爆撃機B-17、及び後継機に対する切札と期待されています。
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