第165話 美しき音色は鋭い刃
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た。すると、管から音が出てトビーを襲った。
ト「うおっ!」
ルチ「続いて、協奏曲。」
トビ「おあっ!」
トビーは耳を塞ぐ。耳を塞いでも、攻撃は続く。
ルチ「夜想曲。狂想曲。」
トビ「うぎゃあっ!お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉっ!」
さまざまな美しき音色と、痛みを訴える悲鳴が会場に響き渡る。
エル「お、音が・・牙を剥いてる・・・」
エルフマンが小さく呟いたのと同時に、マヤが両耳を塞いだ。
マ「こ、こんな音・・・き、綺麗じゃ、ないよ・・・・ざ、雑音だよ・・・」
観客のほとんども、マヤと同じ気持ちで耳を塞いでいた。
ルチ「美しき音色は、時に鋭い刃に変わる時がある。それが、今なんだっ!」
そう言うと、ルチーアは管の中で一番大きくて長くて太い管を手に持つと、
ルチ「不協和音!」
管を口に銜え、息を吹いた。すると、ギィイイィィイイイイイとゆう耳が壊れるような不協和音が会場全体に響き渡った。
ナ「うああぁぁあああぁあああっ!」
エ「くっ・・・!」
フ「な・・何なんだよ〜・・・!」
トビ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
美しき音色は、時に鋭い刃に変わる・・・
トビーは耳を塞いだ状態のままバタッと倒れ、立ち上がる事は無かった。
チャ「し、試合終了ォォォッ!勝者、ルチーア・ジェマニー!銀河の旋律、10ポイント獲得!!」
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