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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第33話。変人の使命、姫の夢。
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「先輩も学校では有名人ですから」

マジかー。・・・・まぁ、ぶっちゃけどうでもええけどな。

「任せろ。影でうだうだ言われるのは慣れている。」
「そんなのになれるな。」
「ところで先輩!彼女さんとはどこまでいったんですか?」

桜ちゃんがそんなこと聞いてくる。他人の恋愛に興味津々な女の子といった感じだ。

最近の桜ちゃんは普通の女の子っぽくっていい感じです。・・その体からほのかに香る匂いがなければ。

「まぁ、キスはすませたわ」

サラっと答えたら顔を真っ赤にする桜ちゃん。純情やな。・・・・その体からほのかに香る匂いがなければ。

「ほぉ。遠坂が聞いたらなんて言うかな?」

せやからなんで凛ちゃんが出てくるねん

「・・・・もしかして遠坂先輩と付き合ってるんですか?」
「んなわけなか」
「友達以上の関係ではあるな」
「そりゃそうやろ。」

マブやからな。

「そうなんですか。・・・・先輩。」
「おん?」

意を決したかの表情を見せる桜。

「二股はいけないと思います!!」
「なんでやねん」

しばらく桜の説教を受けた晋吾であった。

もちろん、暖簾腕押しどころかなんで怒られているか晋吾は理解していなかったが・・





その夜。いつもの公園に向かう。今回は一番のりらしい。

「あ・・晋吾。」
「ヤッホー。アル。」
「・・ヤッホー。晋吾」

嬉しそうに手を振って近づくアル。

「待った?」
「いや何、今来たところや。」
「ホント?」
「ほんまや。そういえば、この間俺の街に来たときあったやろ?」
「うん。」
「一緒にピクニックしてたの、知り合いに見られたらしくてな。結構噂になっとるらしんや。」
「見られた?」
「おう。」
「・・・・晋吾に食べさて貰った時?」
「おう。」

恥ずかしいのか真っ赤になるアル。純情やのー。

「嫌々った?」
「う・・ううん。少し恥ずかしいだけ。そっ・・それに、し・・晋吾と愛し合ってるのは事実でしょ?」

そんなことを言ってくるアル。こ・・・・これが、萌殺しという奴なのか・・ッ!?

その後。しばらくアルとバカップルやっていたが、一向にシッキーが来ない。

「シッキーどうしたんやろ?」
「サボりかしら?・・私、約束守らないの嫌いなのよね。」
「シッキー貧血持ちっぽいしのー。昨日も倒れたし」
「ホント?」
「おう。ロアに襲われてな。逃げられたけど。」
「・・・・相変わらず晋吾って、さらっと凄いこと言うわね。」

呆れた表情で俺を見るアル。ヤメテッ!そんな顔で俺を見ないでッ!


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