闇
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仇は討ちました、リオン様・・・次は誰です?こいつ等の仲間?妖精の尻尾ですか?)
「おおおおおっ!金!金・・・!金・・・!」
ぶるぶると震え、顔を覆うホットアイ。
「な、何だというのだ・・・」
「ちょ・・・大丈夫かコイツ!?」
突然苦しみだしたホットアイに対し、驚きと戸惑いを隠せないジュラとアルカ。
「金ェーーーーーーーーーーーー!」
そしてホットアイが天を見上げ叫びをあげた、次の瞬間――――――――
「・・・などいりませんデス♪」
ホットアイの表情が、とてつもなくニコやかになった。
苦しみからの満面の笑み・・・突然の豹変に2人は呆然とするしかない。
「私・・・生き別れた弟の為に必死デシタ・・・お金があれば見つけ出せると思ってましたデス。しかし・・・それは過ちだと気がついてしまったデスネ」
「え・・・?」
「は・・・?」
「さあ・・・争う事はもう止めにするデスヨ」
先ほどまでの敵対意識はどこへやら。
「世の中は愛に満ちています!おお!愛!なんと甘美で慈悲に溢れる言葉でしょう。この世に愛がある限り、不可能はないのデス!」
金ではなく愛に感激し、クルクル回りながら叫ぶホットアイ。
遂には感激し、ダバダバと号泣し始める。
「さあ・・・共に私のかつての仲間の暴挙を止めましょう!彼等に愛の素晴らしさを教えるのデス!」
そう言ってホットアイはジュラとアルカをがしっと抱きしめる。
でも、やはり―――――――
「えー・・・と・・・」
「何があったんだコイツ・・・」
2人は困惑するしかないのだった。
「ぐっ!」
ドサッと、イヴは倒れ込んだ。
それを見下ろすように立つのは―――――
「狩りの始まりだ」
六魔将軍の1人・・・ミッドナイト。
「な・・・何だコイツは・・・魔法が当たらない・・・」
「へぇ、まだ生きてたんだー」
「ひっ」
イヴの表情が恐怖に染まる。
「うわあああああっ!」
「ボクは優しくないんだ」
「そのニルヴァーナが完全に起動したら、あたし達みんな悪人になっちゃうの?」
「でもさ・・・それって逆に言うと闇ギルドの奴等はいい人になっちゃうって事でしょ?」
ルーシィとハッピーの言葉に、視線を落としたままヒビキとアランは口を開く。
「そういう事も可能だと思う」
「ただ・・・ニルヴァーナの恐ろしい所は、それを意図的にコントロール出来る点なんです」
「そんな!」
「意図的にって・・・そんな事したら!」
ココロが
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