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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第24話:本当は嫌だけどお金は必要だから
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するまで、勇者シンと共に私達と同行する事が決まってるんだって。
だから用もないのに、一緒にリバーサイドへ帰ってきたのね……
エンドールで一家団欒してれば良いのにって、ちょっとだけ思っちゃったわ。

マーニャSIDE END



(気球)
リュカSIDE

気球と言うから、4.5人乗りの小さな熱気球を想像してたのだけど、実際出来上がったのを見たら、殆ど飛行船クラスだった。
大きいバルーンの下部に、馬車ごと乗り込めるようなデッキが付いており、大空へと羽ばたく事が出来る代物だった。

やっぱり空の旅は気持ちよく、デッキの縁に腰掛けギターを弾きながら歌います。
いきものがかりの『ブルーバード』です。
良いねぇ〜歌は! 染みるねぇ〜音楽は!

空だと敵襲がない為、誰も嫌な顔一つせず聞き入ってくれている。
やっぱり心底歌う事を許されるのは気分が良い。
何時もはシンやブライやライアンが、嫌な顔したりあからさまに舌打ちしたりするから……まぁ勿論、気にした事は皆無だけどね(笑)

でも、そんな態度を横目に見ながら“心の狭い奴等、四苦八苦していい気味だ!”と思ってたので、やっぱり敵襲がないのは面白くない。
俺が歌って、敵が来て、小うるさい連中が迷惑を被る……って流れが楽しかったね。

「みんな見て! 地上からじゃ解らなかったけど、あの険しい山々の向こうに、巨大な木が生えてるわ! きっとあそこが世界樹の木よ!」
この先の展開を知ってる唯一の人物が、俺の歌を邪魔して(みんな)の注目を奪い去る。

あいつ……長時間説教された事を根に持ってるな。
それとも、リューノに彼氏(ウルフ)を奪われないように、今更良い()路線に進路変更開始かな?
手遅れだろうに……俺の娘の中で、一番常識人なリューノ相手に、そんな対抗では間に合わない。

いっそポピーみたいに突き抜けちゃえば良いんだよ。
あの()は常識を重々理解してながら、それでも突き抜けた言動をするのが病み付きになってるからね。
まぁ、あの()みたいな生き方をするのは難しいか……

リュカSIDE END




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