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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
お義父さん
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<ゾーマの城>

「そんなに落ち込むなよオルテガっち。僕なんかイシスの女王を孕ませちゃったかんね!しかも『結婚はしない、子育てもしない!』って言い切っちゃった!(笑)」
最大限に落ち込むオルテガを見て、リュカが明るく盛り上げようとする…
とても自慢出来る事ではないのだが、爽やかな笑顔のまま胸を張るリュカ。
「おいおい…状況解ってねーだろ。ローリアちゃんを孕ませたんだぞ…親父のラルスが見逃しはしまい………」

「そうよお父さん!陛下に言われたんだからね…『何としてもオルテガを連れ帰ってきてくれ…生きていれば死にかけでも構わぬ!』って言われたんだから」
手癖の悪い父親を、真面目な娘が睨み付ける。
「うわぁ〜…やべー!それって『トドメは自分で刺す!』って聞こえるよね!?どうする…どうしちゃう!?………逃げる?大魔王なんて放っておいて、逃げちゃおうっか!?」
頭を抱え本気で悩み込むオルテガ。

「アナタ…逃げるのなら、今度は私を連れて行ってくださいね!」
胡座をかき悩むオルテガの上に正面から座り込むアメリア…人目も憚らずイチャつきながら自分の存在を誇示する。
「私を置いて行くから、こんな面倒な事になるんですよ!これからはずっと一緒です。二度と離れ離れにはなりません…いいですね!」
10数年ぶりの再会の為、イチャイチャが止まらないラブラブ夫婦。

「オ、オルテガさん…アメリアさん…大丈夫ですよ!大魔王を倒し、その功で相殺されて許してもらえますって………きっと………」
いい大人が子供達の前でイチャつく姿に耐えられなくなったティミーが、気休めではあるが打開策を提示して、周囲の目を気にする様にツッコミを入れる。

「………なるほど………大魔王を倒せば許されるかもしれないか……でも、もし許してくれなかったら?『それとこれとは別じゃん!』って言われたら?」
本気で王族を信用していないオルテガ…子供っぽくティミーに突っかかる。
「大丈夫…その時は脅しますから!」
「脅す…って?」

「こっちにはこの世界の神…精霊神ルビス様が居られます。その神様に脅して貰うんです…『世界を救った勇者を罪に問うとは何事か!これまで勇者が行ってきた事は、世界を平和にする為必要不可欠な事ばかり。今後、巻き起こす騒動であれば罪に問われるだろうが、今までの事で責める事は許しません!』ってな具合に」
愛の力か…本来ならば真面目男(ティミー)の口から出てくる提案ではない。
彼の父親に属する部類の提案だろう…
名前を出されたルビスも、顔を顰めて呆然としている。

「ほー…うん。上手く行くかもしれないな………しかし、お前も結構な悪よのぅ…神様を利用しようなどと考えるなんて…」
打開策が見つかり落ち着いたオルテガは、膝の上に座っている妻の身体を反転させ
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