暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Memento mori.〜Asmodeus〜
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だけのこと。

「『了解。だったら・・・』バルディッシュ・・・いくよ」

≪Yes, sir. Full drive, Riot Blade≫

“バルディッシュ”がフルドライブモードの“ライオットブレイド”になった。短くなった片刃のような刀身を持つ剣だ。聞いた話だと、防御されたとしてもその上からダメージを与えられるように、刀身に高電圧の電流が流れていて、しかもその切れ味も“ザンバー”以上とのこと。それに短くなった分小回りが利きやすいそうだ。それじゃここからは速さ勝負だ。アスモデウスの鈍間具合はもう見知ってる。アイツの機動力程度じゃ、私とフェイトの動きには絶対についてこれないはずだ。

≪Sonic move≫

――閃駆――

私とフェイトは、お互いが持つ高機動法で、一気にアスモデウスとの距離を詰める。だけどアスモデウスは・・・

「ライドインパルス・・・」

「「なっ・・・!?」」

あろうことか戦闘機人のトーレの移動法を使って、私とフェイトの攻撃範囲から消えた。トーレとセッテの頭を鷲掴みした時に生まれた光。あの時、トーレとセッテの力を奪ったんだ。正直これは予想外だ。まさかそんなものを使えるなんて・・・。

「なかなかの速さだわ・・・!」

私の右横からアスモデウスの声。すぐに右手の“キルシュブリューテ”を構えて、一閃された“ルートゥス”の一撃を防ぐ。火花が散る中、“ルートゥス”を捌いて左手に持つ“トロイメライ”を振るう。それに合わせてアスモデウスがもう片方の“ルートゥス”を構えた。私はそれを見てすぐに“トロイメライ”を止めて、閃駆で離脱する。

「危なかったぁ・・・」

あのまま“トロイメライ”を振ってたら、“ルートゥス”の神秘で砕かれてた。

「スローターアームズ・・・」

アスモデウスの周辺に4つのブーメラン状の剣が現れた。あれはセッテの持っていた武装で間違いない。それを私とフェイトに向けて放って来たけど、さすがにそれは私たちを甘く見過ぎだ。武装は人じゃないから、気にすることなく“キルシュブリューテ”で両断。フェイトも無事に対処し終えていた。

「プラズマランサー!」

≪Get set≫

「ファイア!!」

「ロイヒテン・プファイル!」

≪Zusammenschieβen(撃ち倒します)≫

フェイトの雷槍(ランサー)15発、私の閃矢(プファイル)15発、計30発の射撃魔法が、アスモデウスに向けて一斉に放たれる。

――ライドインパルス――

また避けた。見たら判るように2つの射撃魔法は直射型だ。だけど・・・

「ターン!」

追撃(フェアフォルグンク)!」

回避されたらそれで終わり、なんてことはない。遠隔操作によって、再度
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