暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Memento mori.〜Asmodeus〜
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†††Sideシャルロッテ†††

レヴィヤタンを、ルーテシアっていう子のところへ向かわせた。残るは私とフェイト、そして目の前に居る“大罪ペッカートゥム”の分裂体の1体、許されざる色欲のアスモデウスだけ。そんなアスモデウスの目的は、どうやら私の足止めらしい。だから気掛かりなんだよね、ゆりかごに居るルシルとなのはがまずい状況にあるかもしれないってことらしいし。

「ふふ。色欲最期のダンスにご招待してあげるわ、三番」

VS・―・―・―・―・―・
其は大罪が色欲アスモデウス
・―・―・―・―・―・VS

「(ともかく、その不安を払しょくするために・・・)とっととぶっ倒す! 行くよ、フェイト!」

「うん!」

私は左手に“トロイメライ”を、右手に“キルシュブリューテ”を携える。フェイトは大剣形態の“バルディッシュ・ザンバー”を構える。対するアスモデウスは大鎌じゃなくてルシファーの剣・“ルートゥス”を二振り。阻害系の概念が掛けられている以上、あれでダメージを負っちゃいけない。

『フェイト。絶対にあの剣で斬られないようにして。あれで斬られたら、傷を治療することが難しいから』

『え・・・? あ、まさか・・・あれがシャルを傷つけた・・・!』

『そ。あれを治せるのルシルだけだから。気をつけてね』

念話で“ルートゥス”の危険性を伝えておく。今さらっぽいけど・・・。もしフェイトが傷ついたら、ルシル怒るだろうな〜・・・それはもう激しく。

「もうしばらくの間、付き合ってもらうわ!!」

姿勢を低くしながら突進して来たアスモデウス。馬鹿だ。私とフェイト2人を相手に真っ向勝負だなんて・・・。

「いっけぇぇぇっ!!」

――光牙聖覇刃 (シャイン・シュトローム)――

≪Schein strom≫

閃光系魔力の波を放ってアスモデウスを迎撃する。迫る聖覇刃を見てもアスモデウスは突進を止めない。なぜなら・・・

「始めからこうして戦っていれば良かったわ・・・」

アスモデウスが左手に持つ“ルートゥス”を振るうのが見えた。アイツの「はあっ!」っと裂帛の気合のもと、聖覇刃は一閃されて消滅した。

「さすがは阻害の能力を持つ特別製の剣。ホント面倒な物を持ってきたよね」

「御明察。このルートゥスにかけられた概念、阻害がお前の魔力を消したわけ。私では完全に扱いきれないけど、それでも十分に役に立ったわ」

「どうしよう、シャル・・・?」

横に立つフェイトが訊いてきた。確かに攻撃というものを阻害されるのは厄介だけど・・・

『フェイト。連続攻撃で阻害される暇を与えないようにしよう。速さと物量攻撃を中心に攻めて、一気に切り崩す』

速さと手数で、反撃させないようにしてアスモデウスを潰す
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