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『八神はやて』は舞い降りた
第1章 悪魔のような聖女のような悪魔
第8話 魔法少女はじめました
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ションを、おとなし目に変更したが。
 あの格好は目に毒である。


 リインフォースのファッションセンスをどうにかしてほしい。
 なんでそんなに露出の激しい恰好を好むのか。
 騎士甲冑だけではなく、普段から見せつけるような服装をしている。
 おかげさまで、街に繰り出すとナンパがすごい。
 リインフォースのおっぱいはボクだけのものである。
 異論は認めない。


 さて、明日詳しい説明をすることになった。
 いよいよ、本格的に原作と関わり合うことになるだろう。
 目的の戦場見学と顔合わせも済んだことだし、愛しの我が家に帰るとしますか。
 腹ペコたちが首を長くして待っているはず。
 心配させたお詫びに、今日のパエリアは、腕によりをかけてつくろう。


 ――――リインフィースも手伝ってくれる?


 ――――もちろんです、マスター。とびっきりの料理をつくりましょう
 


 

 ――ここ数日は、驚愕につぐ驚愕の連続だった

 ――兵藤一誠という人間が過ごしてきた17年間で、もっとも濃い時間だったと思う


 かわいい女の子に、人生で初めて告白されたと思ったら、殺されかける。
 リアス先輩にお呼ばれされたと思ったら、悪魔になっていた。
 しかも、俺は最強の神器を宿す赤龍帝……らしい。
 先輩の下僕――――眷属悪魔というらしい――――になって、ハーレム王(上級悪魔)を目指し見習い悪魔稼業に精を出す。
 極めつけに、今日は、はぐれ悪魔との戦いに赴いた。


「先輩たちは、八神さんの事情を知っているんですか?」

「ええ。はぐれ悪魔討伐では、よく手を貸してもらっていてね。けれども、家の事情に関しては、私しか知らないわ」


 バイサーとかいうはぐれ悪魔との戦いは、荒事とは無縁の人生を送っていた俺に強い衝撃を与えるに十分だった。しかし、先輩たちの援護と赤龍帝の籠手によって、初めてにもかかわらず有利に戦えていた。
 そのせいだろうか。うかつにも、調子に乗ってしまった俺は、窮地に陥る。
 近くにいた木場がフォローに回ろうと急ぐが、間に合わない―――そのときだった。


『危ないよ。パンツァーシルト』
――『Panzerschild』


 どこかで聞いたことのある透き通ったソプラノボイスと、渋めの機械音声が響き、バイサーの攻撃をはじいた。


 ――大きくよろめくバイサー


 その隙を突き、いまできる最大のブーストをかけてがらあきの腹部を殴り飛ばした。
 結局、この一撃が止めとなり、初の実戦は終了した。
 気になる声の正体は、クラスメイトにして、駒王学園三大お姉さまの一人である「八神はやて」だった。
 機械音声は、手に持っている杖?槍?とにかく、
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