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正義と悪徳の狭間で
導入編
麻帆良編
導入編 第5-M話 繰り返す者
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、学部、修士課程、博士課程で各一年飛び級して六年で博士号もとった!それでも駄目だったんだよ!」
「…な、なるほど、それは災難ですね」
マナが押されぎみで言う。
まあ、封印された経緯も知っているので恋心に付け込まれてドジ踏んだ故の自業自得でもあるが、災難だなとは思う。

「…すまん、つい熱くなった。
実は、博士課程まで終わってもダメだったとわかった時、いっそ今度はのんびりと大学生活を楽しむか…とも思ったがとっくの昔に入試なんざ終わっててな。
そんなわけでめでたく中学生まで逆戻りして麻帆良で学生生活二週目スタートと言うわけさ…
来年また大学受験をするかどうかは決めてないが、なかなか愉快なクラスのようだからな、また中学生をしてもいいかとは思ってる…とにかく、そう言うわけだ、茶々

丸共々よろしく頼む」
「よろしくおねがいします、いやよろしく、エヴァンジェリンさん」

そういう私に彼女はどこか嬉しそうにこう答えた。

「ああ、よろしく、千雨」



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