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ドリトル先生の来日
第三幕 日本に来てその六
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「どんな国かね」
「そうですか、まず日本に行かれたら」
「まずは?」
「何を食べるおつもりですか?」
「お刺身かな」
 専制は首を少し捻ってからこうトミーに答えました。
「あれかな」
「お刺身ですか」
「うん、あれもロンドンで一回食べてみたけれどね」
 お寿司と同じくです、お刺身もロンドンで食べたことがあったのです。 
 それで、です。今トミーに言うのです。
「美味しかったからね」
「だからですか」
「本場のお刺身を食べてみたいんだ」
 トミーににこにことしてお話します。
「どんな味かね」
「そうですか」
「後は色々とね」
 先生はトミーに日本で他にも食べたいものを言っていきます。
「天麩羅も食べたいし、お素麺もね」
「和食って色々あるんですね」
「どれも食べたいね」
「そうですか」
「さて、それじゃあね」
「今からですね」
「港に行こう」
 日本に向かう船が出るそこにです。
「悪いけれど頼むよ」
「はい、車に乗って」
「そういえば車もね、僕は乗れないけれど」
「免許まだ取っていないんですか」
「ううん、教習所に行くにしてもね」
 時間やお金、お金は何とかなってもだというのです。
「僕は運動神経がないからね」
「だからですか」
「そうなんだ、運転出来ないんだ」
 お世辞にも器用ではない専制です、それでなのです。
「だから車の免許はね」
「持ってないんですね」
「持っていても運転出来ないよ」
 そうだというのです。
「自転車に乗ることも苦手でね」
「先生歩く以外のスポーツ出来ないからね」
「本当に不器用だからね」
「車も自転車もね」
「無理なんだよね」
 動物達もこのことを言います、彼等は先生といつも一緒にいるのでそうしたこともとてもよく知っているのです。
「だから日本でも基本は歩くんだよね」
「そうなるんだよね」
「うん、歩くことは身体にいいしね」
 先生も健康のことは気にかけています、それでなのです。
「歩けばいいよ」
「そうですか、じゃあ日本でも」
「歩いていくから」
「わかりました、じゃあ免許はないということで」
「書き換えとかの心配はないよ」
「けれど医師免許は」
「ああ、それがあったね」 
 先生はトミーに言われて一番大切なことを思い出しました、先生を先生にしていることです。
「日本でお医者さんになるにはね」
「そこはどうなるんですか?」
「ちょっと王子に聞いてみようかな」
 電話を出そうとします、ですがそ電話は。
 もうしまっています、しかも。
「参ったなあ、携帯も切れてるよ」
「じゃあ僕から王子に聞きます?」
「日本まで届くかな」
「ちょっと家に帰ってから聞いてみますね」
 こうしてトミーは一旦自分のお家に帰っ
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