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ドリトル先生の来日
第三幕 日本に来てその五

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「僕日本で楽しく過ごすからね」
「あと食べるものはね」
「あのすき焼きだね」
「他にも美味しいものが一杯あるからね」
 日本にはというのです。
「ガブガブも満足出来るよ」
「そうだね、じゃあ僕日本で美味しいもの何でも食べるよ」
「僕もだよ、とにかく日本では楽しくね」
 先生はのどかな口調になってこうも言いました。
「そうして過ごしていこうね」
「うん、じゃあね」
「日本でも皆仲良くね」
 動物達も明るく応えます、先生は日本がどういった国なのか本当に楽しみでした。地震や台風のことがあってもです。
 そしてそれが全部終わってビザを手にしてです、先生は皆に言いました。
「じゃあ今から港に行こうか」
「船に乗ってだね」
「日本に行くんだね」
「船旅は少し長くなるよ」
 先生はこのことを皆にお話しました。
「その間も楽しく過ごそう」
「先生、本は全部用意したわよ」
 トートーが言ってきました。
「それも読みながらよね」
「うん、日本に行くよ」
「あとお茶もよね」
「そうそう、お茶も忘れたらいけないよ」
 三時のそれもだというのです。
「三段のね」
「三段ティーセットは欠かせないわよ」
 ダブダブは先生にこのことも注意しました。
「三時はね」
「うん、皆で楽しむね」
「それも用意してあるから」
 セットする道具もだというのです。
「皆で楽しもうね」
「そういうことね」
「船の中で飲むお茶もいいものだよ」
 先生はそのお茶についてもお話するのでした。
「あれもね」
「そうそう、船もね」
「船のお茶もね」
「だからいいのよね」
「それも」
 動物達も言います、皆お茶を楽しみにしています。
 そこにトミーが来ました、トミーは皆に言います。
「お父さんが車を用意してくれました」
「港まで送ってくれるのかい?」
「はい、先生も皆も乗って下さい」
「悪いね、何もかも」
「馬やオシツオサレツも乗れますから」
 身体の大きい彼等もだというのです。
「皆で行きましょう」
「よし、皆で港まで行って」
「そしてですね」
「日本にも行くよ」
「楽しみですよね」
「うん、かなりね」
 実際にそうだと答える先生でした。
「この目で見たいよ」
「それじゃあですね」
「今うきうきしてるんだ」
 先生はこうも言うのでした。
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