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とある星の力を使いし者
第119話
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き、あの男達にそう言っていたじゃないですか!」

「そう言ったかもしれないが、あんなの口実に過ぎない。
 実際、俺の財布じゃないしな。」

「じゃあ、どうして助けてくれたのですか?」

「お前のさっきの会話に興味を持ったからだ。」

「会話ですか?」

その時、麻生の携帯が鳴り響く。
画面を見ると、通話の主は上条だ。
麻生は通話ボタンを押す。

「何だ?」

「もう少しだけ、探すのを手伝ってくれないか?」

先程、麻生が手伝わないと言ったのを聞いて、電話してきたのだろう。
インデックスと上条だけでは、捜索範囲は限られてくる。
なので、一人でも頭数が欲しいのだろう。
それを聞いて、麻生はチラリと少女に視線を向け、言う。

「ああ、その事だが、見つけたぞ。」

「ほ、本当か!?
 今、どこにいる!?」

「少し説明しづらいな。
 さっき、俺達が集まっていた場所で落ち合おう。」

「分かった!
 すぐに向かう!」

そう言って通話が切れる。
少女は黙って麻生を睨んでいる。

「もちろん、ついて来てもらうぞ。」

麻生はそう言って、少女に背を向け、路地裏を出て行く。
少女は一瞬、逃げようかと考えたが、無駄だと考えたのか黙って麻生について行くのだった。
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