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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter35「強襲」
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じ異世界から来たのか?」

「……戦闘ヲ、継続スル」

短刀を押し返し、カストールを振りかざす。それを上に飛び躱したブイオは空中で素早い足蹴りで何度も攻め、ルドガーはそれを一発も食らうことなくカストールで防ぎ、ただ守り徹するだけでなく体術を駆使してブイオと戦う。

「獅子戦吼!」

右腕を振り上げ、白い獅子の形をした衝撃波を前方に放つ。

「……ッ!」

衝撃波の直撃をかろうじてカストールを蹴り、その勢いで距離を取って避けたブイオ。
マスクの下に隠された表情が変化したかはわからない。

地面に着地し、ズザッという勢いを殺す音を立て、動きが止まるとすぐさま立ち上がり、
短刀を構え直す。

「ハッ!」

態勢を立て直したブイオに追撃をかける。
得物のリーチはルドガーが上だが、小柄で動きが素早いブイオは、その見かけとおりまるで忍者のような身のこなしで、ルドガーを翻弄する。

「ぐっ!」

隙を突かれ、ブイオの横蹴りを左腕で庇うが、その細い脚からでは想像できない力で、ルドガーを蹴り飛ばす。

地面に落下する直前に、手を肩より上の位置に置き、地面に接触した瞬間腕に力を入れ、その勢いを利用して立ち上がる。

「!!」

「……烈破掌」

通常時のルドガー以上の速度でルドガーの間合いに攻め込み、掌底を叩きこみ気を炸裂させる。
凄まじい衝撃がルドガーの腹部を襲い、くの字の態勢で吹っ飛ばされ、水しぶきを上げながら海に落ちる。

「「「「「「「ルドガー(君・さん)!!」」」」」」」

海に落ちたルドガーを心配するはやて達。
相手の出方を伺っていたとはいえ、ルドガーがこうも簡単に落ちやられたことに驚きを隠せない。

「行くわよ!スバル、エリオ!」

「おう!」

「はい!」

「ちょっとみんな!!」

ティアナを筆頭に、ブイオに戦いを挑むフォワード達。
なのはの止める声届かず、戦いを始める。
スバルが接近戦をしかけ、リボルバーナックルを装着した拳で殴りかかる。

「おおおりゃあああぁぁ」

拳の一撃はあっさり躱されるが、持ち前のシューティングアーツでブイオと戦いを続ける。

「ハッ」

「がっ!?」

しかしそのシューティングアーツも通じることはなく、大きい拳の一撃が繰り出された瞬間下に屈み、ブイオは脚をスバルの顎めがけて勢いよく突き上げる。
その一撃が上手く入ったのか、地面に倒れたスバルは全身が小刻みに痙攣を起こしていた。

「スバルさん!」

「スバル!」

キャロとリインが駆け寄り、治療魔法をかける。

「!!」

スバルが行動不能になったのを確認していると、上からティアナのクロスファイアーによる魔力弾がブイオを襲う。

「……
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