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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos3八神家の日常〜Happy Birthday dear…〜
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†††Sideはやて†††

目覚まし時計が鳴る前にスイッチを押して止める。文字盤を見て時刻を確認。目覚まし機能が動く6時30分の10秒前。うん、素晴らしいタイミングや。わたしの隣で「すぅ・・すぅ・・・」小さな寝息を立てて眠っとるヴィータを見る。夢やない。起こさへんように気を付けながら頭を撫でてみる。柔らかな髪の毛や。

「ん・・・」

「おっと。起こしたら可哀想やな」

もぞもぞ寝返りを打ったことで慌てて手を引っ込める。起こさせへんように気を付けてベッドから車椅子に移る。服を着替えて部屋から出て、リビングを通って洗面台へ。玄関まで来たところで「おはようございます、我が主」声を掛けられてちょうビックリ。声の方に振り向いて見れば、大きな青い「わんちゃん!」が階段から降りて来てた。その大きなわんちゃんからは「狼です、我が主」そんな聞き覚えのある声が。

「もしかして・・ザフィーラか・・・?」

「はい。この姿でお目に掛けるのは初めてです。我は盾の守護獣。これが我の本来の姿です」

わたしのところまで降りて来て寄り添ってくれたザフィーラ。そっか、狼さんやから耳と尻尾があったんやな。疑問が1つ解けたわ。そんなザフィーラに「触ってもええか?」って訊いてみる。ザフィーラは「どうぞお好きなように」って快諾してくれた。
お言葉に甘えてっと。フカフカな毛並みを撫でる。うわぁ、めっちゃ嬉しい。わんちゃんを飼うの夢やったから。まぁザフィーラは狼さんやけど。ザフィーラの毛並みを十分堪能して、「ありがとう、ザフィーラ」目的やった洗面所へ向かう。顔を洗って歯を磨いて、「よしっ」今日もバッチリや。と、鏡にルシル君の姿が映り込んだ。「おはよう、はやて。と・・・ザフィーラ」ってルシル君がわたしの後ろに控えてるザフィーラの顔を覗き込んだ。

「おはよう、ルシル君。そうや。この狼さん、ザフィーラなんよ」

「うむ」

ルシル君が顔を洗い終わるんをザフィーラを撫でながら待つ。そんでルシル君と一緒にキッチンへ。腕に縒りを掛けて朝ご飯を作らんとな。卵焼き、アスパラのベーコン巻き、焼き鮭、菜の花のおひたし、お味噌汁をルシル君と連携して作ってく。でも「和食やけど、みんな喜んでくれるかなぁ?」それが心配や。そやけどルシル君もザフィーラもそんなんは杞憂やって言ってくれた。

「いやいや。ウチに来てから初めての食事やもん。家主として美味しいもん食べさせてあげたいんよ。もちろんこれからずっと美味しいもんを一緒に食べることになるけどな♪」

ふと、リビングの入り口からわたしらを見てる「あ、シグナム、シャマル♪」に気付いた。なんや起きてたんならもっと早く声かけてくれても良かったのに。シグナムやシャマルとも朝の挨拶を交わして、ルシル君も「おはよう2人とも。まだ寝ていても
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