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気まぐれな吹雪
第一章 平凡な日常
1、死は突然にやって来る
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んじゃなかったっけ?」

「うん、まあそうなんだけどね、ちょっとした手違いがあったもんでね」

質問するや否や、オレの前に正座で座ってきた銀。

そしてなんだか申し上 げにくそう。

「実は、お前が死んだの、俺たち神様がミスったせいなんだ!」



†‡†‡†‡†‡†‡



え? 今の状況説明すんの?

チッ、めんどくせーの。

オレの目の前には、フルボッコされた状態の神様(仮)の銀が、オレに向かって土下座をしている 。

「んで、理由は?」

「うん、あの、えっと……。オレ達神様の中でも役職ってのがあって な」

ガタガタ震えながら説明が始まった。

つまりはこうだ。

人間の生死を司る神が仕事を サボり、さらに大事な書類をグシャグシャにしてしまった。

んで、その書類がオレ関連のもので 、あってはいけない事故が起こってしまった。

と言うことで、人間の死後を司る(こいつ)がその処理を任 された、っ 訳らしい。

因みに、その神様は職務怠慢で処罰待ち。

「んだそりゃ。 つまりはお前らの都合ってことか?」

「そーゆーコトです。まじス ンマセ ン」

オレは思わず盛大な溜め息を吐いて、頭をガシガシと掻いた。

「まあ、そう言うことで転生 したい世界を選

んで」

「は?」

今こいつ何て言った?

転生?

「オレ達の掟で、『神の責任により天寿を全うできなかった者について、転生を許可する』てのがあるんだ」

なるほどね。

それで行き先を選べって訳か 。

「因みに、行ける範囲は?」

「現世に存在する小説・漫画・アニメはもちろん、映画やゲ ームの世界も可能だし、まぁこんな奴は滅多にいないが、VOCALOIDの世界にだって行ける」

「なるほどな」

「因みに、一度選んだらそこで一生を過ごしてもらう。次はもう、もし手違いで死んでも転生はできない」

つまりは慎重に選べってことだよな。

オレの記憶の引き出しを漁る。

ジャンプ作品は一通り読み漁ってるし、最近始まった『暗殺教室』も気になる。

アニメでも、幼い頃によく見ていた『セーラームーン』とかもあるしな。

けどやっぱり……

「『家庭教師ヒットマンREBORN !』で頼む」

リボーンだよな。

「わかった。で、特殊能力の付加は? 今なら、他の作品の能力選り取りみどりだけど?」

「いや、良いや。能力(そんなもん)在ったら頼りっきりになりそうでこ えーし。ただまあ、身体能力は一般人よりちょい高めにしてほしいかな」

今だから言うが、オレは極度の運動音痴。

しかも沢田の右に出れるかもしれないレベルだ。

だから
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