48限目 約束
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にとって私よりあの方のほうがよろしいので」
そして高城は静かにその場を去っていった
「俺もそろそろケリつけたほうがいいのかもな」
皆には聞こえない小さい声で雄二はつぶやいた
「あ、そうだ。本当は姫路さんのお母さんから渡してもらおうかと思ったんだけど」
そして明久はポケットからあるものを取り出した
「これって?」
「ごめんね探したんだけど。一週間かかっちゃった」
明久が渡したもの。それは
「白ウサギの髪留め、なんでこれ」
「だって姫路さん、元気がなかったでしょ?、もしかしたらこれなくしたんじゃないかなぁって思ってね」
「それで一週間学校休んでたんですか?」
「うん、嬉しかったしね。昔あげたこれを今でも大事にしてくれてたから」
「フフフフフ、やっぱり明久君は変わりませんね」
「え?」
「なんでもありません。ありがとうございます。大事にしますね」
そして明久と姫路は何事もなかったのように半年前と同じように帰っていった・・・・・
とはいかなかった。
「ちょっとアーーキ!!!」
ヤバイほど殺気を放ちながら美波は登場!!
「美波?ど、どうしたの?」
「どうしたもこうもないわよ。罰として一日何でも言うこと聞くって約束したのにほったらかしにしたでしょ?」
「あーー。ハハハ。覚えてたの?」
「ハハハ、じゃないわよ!!」
さらに美波の殺気は酷くなった。
「これからどうせ暇でしょ?」
「う、うん」
「だったらこれから付き合いなさい!!」
「えーーーーー?」
「えーーーーー?じゃないわよ。」
「明久君?どういうことですか?説明ありますよね?さっきずっとそばにいるって約束したのにもう破る気ですか?」
(ヤバイ、姫路さんの目が・・・・怒りを通りすぎてる)
「なに、瑞樹と同じ約束してるのよ!あれはウチとだけの約束でしょ?」
「明久君?説明は?」
(ヤバイ、このままじゃ・・・僕は・・・死は免れない・・逃げるしか)
「「逃がさないわよ(しませんよ)」」
「はい」
「「ヨシイ!!コロス!!」」
そして明久は無事半年分の処刑をくらってそのあと一ヶ月分の食費を失いました。
「でもやっぱり僕は文月学園((ここ))が大好きだ!!」
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