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銀河英雄伝説〜悪夢編
第四十五話 俺は宇宙一のヘタレ夫だ
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トパーレ男爵婦人、シャフハウゼン子爵夫人は来るだろう。彼女達とアンネローゼの事を話せば良い。近況を知ることも出来るし、俺が彼女の事を気にかけていると皆が理解するはずだ。離婚はしたが関係は良好だと思うだろう。そうなれば彼女の立場も強化されるはずだ。

後は同盟だな。まず捕虜の待遇改善を行う。帝国の支配者が変わった事でこれまでの帝国とは違うという事を捕虜の心に刻みつけるんだ。その上で捕虜交換を行う。その際、捕虜達には同盟政府が捕虜達を見捨てようとしたことを伝える……。捕虜達は一体誰を信じるかな、同盟政府か、それとも……。まあ同盟政府はちょっとした爆弾を抱える事になる。俺が唆さなくても反乱が起きるかもしれないな……。

スープが冷めてしまったな、もう一度温め直すか……。この家に一人で居るのは辛すぎるな、でもこの家を失うのはもっと辛い。ここを失えば俺に残るのは執務室での記憶、立ち去る後ろ姿だけになってしまう。ここに居よう、地獄かもしれない、だが甘美な地獄だ、冷酷非情と言われ内実はヘタレな俺には相応しい居場所だろう……。




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