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東方攻勢録
第六話
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なんて……まるで束でかかってくる雑魚妖怪……山賊みたいなものね」


幽香は坦々と兵士達をあおっていく。だがどれもこれも正論ばかりだ。言い返せる人間がいるわけでもない。

そんな中、幽香はある人物を視界に捕らえていた。


(やっぱり……思考を止めたのは正解ね。あの子を下げようとはしない)


幽香の視界に入っていた少女は、逃げることなくその場でおどおどしていた。もちろんそばにいた兵士も、思考が止まっていて少女を連れて逃げようとはしていない。

あとは映姫の到着を待つだけだ。


(にしても……やっぱりあの少女見たことあるわね……あの髪飾りといい……っと、今はそんなことを考えてる場合じゃないわね)


幽香は日傘を閉じると、先端を兵士たちに向ける。それに気づいた兵士達は、なにかをさとったのか回避行動をとり始めていた。


「遅い」


幽香がそうつぶやくと同時に極太のレーザーが先端から飛び出していく。着弾とともに土煙と数人の兵士が吹き飛ばされていった。

あまりの威力に、ほかの兵士達はぽかんとしている。


「基礎ができてないわね。もちろんそっちの世界での基礎はできてるのでしょうけど。まあ、やり方しだいでなんとでもなるものね」

「全員射撃開始!! 攻撃をやめるな、やられるだけだぞ!!」


掛け声とともに幽香に対する攻撃が始まる。しかし数人は恐怖心にかられて攻撃してきそうにない。

幽香は最初と同じように弾幕で鉛玉を裁いていった。


「こい小娘!」

「はぅっ」


奥で呆気に取られていた兵士は、思考を取り戻すと少女を引っ張り花畑の外へ出ようとする。

幽香もそれを確認していたが、兵士達の粘り強い抵抗せいで手を出せそうにない。だが、彼女の顔にあせりの色はなかった。


(そろそろかしらね)







幽香が兵士達の背後に花畑を出したころ、映姫も兵士達の背後に回っていた。


「助かりましたね……これで気づけずに近づける」


実は数分前に映姫はこの場所に来ていたのだが、建物の影から少女までの距離が遠すぎたため、行動できずにいた。

しかし、ちょうどいいタイミングで幽香が向日葵の花畑を発生させた。背の高い向日葵のおかげで中にいる人間は外の状況を把握できない。それに反対側は勇儀とヤマメが制圧し始めているため、こちらを見ている余裕はない。

どうやら幽香が機転を利かせ行ったようだ。


「さてと……」


映姫は物陰から飛び出し、さっきまで少女が見えていたところに向けて走り始める。

向日葵のすぐそばまで来た瞬間、映姫の耳にある声が飛び込んできた。


「こい小娘!」

「はぅっ」


兵士
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