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真・恋姫†無双 リウイ戦記
四話
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リウイ軍は董卓軍に合流し、董卓の配下の将と顔を合わせた。
「この子が呂布、そして張遼に、華雄、陳宮よ」
「リウイマーシルンだ、そして後ろがファーミシルス、カーリアン、ペテレーネ、エヴリーヌの四人だ」
お互いが自己紹介を行ったその頃、パイモンの使い魔の鴉がリウイに報告した。

「すまない、少し席を外す。月、詠、ついて来てくれないか」
「はい!」
「わかったわ」

    陣地外れ
「今から、俺の部下から、朝廷内の報告を話す。是非聞いてくれ」
「わかりました」
「いいわ、興味があるし」

二人がそう言った後、三人の視界に突如として、パイモンが現れた。
それを見た、月と詠が驚いた。
「急に現れたけど、こいつは何。人間なの?」
「人間ではないな、その事は後で話そう。とりあえず朝廷の内情を報告させるぞ」
「…いいわ、聞いて」
月と詠が落ち着いたのを見てパイモンが語り出した。
「では、お話しさせていただきます。朝廷では現在、宦官が実権を握り、国政はおろか洛陽の施政すらままなりません。それに都には何万の流民で溢れていますので、そのせいか治安も悪化しています」
その後、パイモンはリウイや詠の質問に答え、消えていった。

その後、月と詠はリウイらの正体を知りたがった。
「あんた達がこの世界の人間でないのはわかったわ、貴方達は一体何者」
リウイはその問いに答えた
「俺達は、闇夜の眷属というものだ、この世界で言う妖怪に近いだろう」
「闇夜の眷属ですか、聞いたこと無いですね」
「何でここに来たの?」
「単純な好奇心だ」
リウイの答えに月は少々、怒りを含んで喋った。
「好奇心で人を殺したのですか」
その問いにリウイはしばらく考えてから
「…そうだな、そうなってしまうだろう」
「悪いとは思わないのですか?」
「あやまって済む事ではない、これからの未来で残った者を幸せにする事が俺に出来る唯一の償いだと思っている」
「そうですか、わかりました」
その時、ようやくリウイは月がイリーナに似ている理由がようやくわかった。イリーナは、自身が一番非力なくせに、現実と理想の間で苦悩しながらもそれでも自分と戦っていた。荒事が嫌いにも関わらず、責任ある者として綺麗事を好まず、進んで戦陣に参加し多くの者を殺め、自らの手を血で染めて、それでも理想を見失わなかった事をリウイは一番近くで見ていた。そして、リウイはこの少女の理想を守っていく事を心に決めた。

そして、三人は配下の下に戻り、月はリウイの正体の事を明かした
「へー、みんな人間ちゃうんか」
「…初めて見た」
「人の形をしているのだな」
月の配下はそれぞれの違いがあれどリウイらを受け入れた。
そして、そのリウイらの覚悟に自身らも真名を名乗る事で答えた。
「うちは霞ちゅ
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