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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
10 論功行賞
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かないという切実な理由が。
 もちろん、あまりに土地をあげすぎるとトリスタン陛下の影響力が無くなる。
 王都ゼノビアの他に、領地的に比較的安定しているジャンセニア湖、デネブの庭、アイザンセン地方は王直轄地となる予定である。
 問題はポグロムの森だった。
 25年前の虐殺と死霊魔術師カペラの跳梁によって、この地には未だゴーストやスケルトンがたむろするのろわれた地になっているのだった。
 そのくせ、貿易都市を四つも持つ一大商業地でもあり資金的に早期の復興は避けられない。
 かくして、誰もやりたがらないこの地の統治をする人間の名前が陛下より呼ばれる。

「エリーよ。
 そなたを侯爵とし、新生ゼノビア王国宰相の任を与える」

「ありがたき幸せ」

 トリスタン殿下の合流が決まった時、話し合いで決まったのは元解放軍の動きを邪魔しないという事だった。
 その為、軍事をデスティンが担い、内政を私が担う事が決定。
 女侯爵でかつ宰相なんてげてものは新生ゼノビア王国が生まれたてだからこそできる裏技である。
 そして、デスティンの功績を徹底的に抑えたのにはこういう理由がある。
 彼が世界を救うのが決まっているのならば、この手の褒章がかえって足かせになるからだ。

「デスティン・ファローダ。
 そなたを大将軍に任じ、神聖ゼテギネア帝国を討つ事を命じる」

「はっ」

 デスティンやランスロット、カノープスあたりを論功行賞に入れなかったのも同じ理由である。
 統治と進撃なんて両方同時にできる訳がない。
 攻撃をデスティンに一本化させて、統治を私や陛下が受け持つ形にしたかったからに他ならない。
 王国復興に伴い、一万近くまで膨れ上がった王国軍はクラスチェンジとかの作業の後、以下の通りに再編された。


新生ゼノビア王国軍

 国王 フィクス・トリシュトラム・ゼノビア(ジェネラル)

  近衛騎士団長 ヨークレイフ・ウインガー (パラディン)  500
    副団長  アクエリアス (ライトプリースト)     500

  大将軍    デスティン・ファローダ (ロード)     1000
   将軍    アッシュ (ジェネラル)          1000
    隊長   ランスロット・ハミルトン(ナイト)     1000
    隊長   カノープス・ウォルフ (バルタン)     500
    隊長   ライアン (ビーストテイマー)       500
    隊長   バーキン (ウェアタイガー)        500
    隊長   ハヤト  (アークサムライ)        500
    隊長   ゴールディ(クレセント)          500
    隊長  
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