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Element Magic Trinity
呪われた島
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!奴等は帰り次第破門・・・だよな。つーか、あの程度の実力でS級に挑むたァ・・・帰っちゃ来ねぇだろうがな。ははっ」
「ラクサス!知ってて何で止めなかったの?」
「そうだ!テメェが止めてりゃよかっただろうが!」

楽しげに笑うラクサスにミラとアルカが怒鳴る。

「俺には泥棒猫が紙切れ加えて逃げてった風にしか見えなかったんだよ。まさかあれがハッピーでナツがS級行っちまったなんて思いもよらなかったなァ」

明らかにわざとなその言葉にミラとアルカは顔に怒りを露わにする。
ギルドの空気が一気に熱くなったのは、アルカがキレているからだろう。

「お?アンタのそんな顔久しぶりだなァ・・・アルカンジュ、テメェが俺を睨むたぁ2年ぶりじゃねぇの?『あの件』があってからだなァ」

『あの件』という言葉にアルカはピクッと眉を上げた。

「マズイのぅ・・・消えた紙は?」
「呪われた島、ガルナです」
「悪魔の島か!」

その言葉にギルドが更にざわつく。

「アルカ!連れ戻してくれんか!」
「俺、S級に行く資格ねぇんだけど・・・」
「構わん!お主はS級と同じほどの実力者じゃろう!2年前、辞退さえしなければ・・・」
「とにかく無理。俺、今日はミラとデートなんだよ」

間の抜けた言葉にマカロフがあんぐり口を開ける。

「は?」
「だから、この間エルザについて行ったからデート無しになっただろ?だから今日」

それに問題ありますか?とでも言いたげな表情にマカロフは溜息をつく。

「ならばラクサス!連れ戻して来い!」
「冗談・・・俺はこれから仕事なんだ。テメェのケツをふけねぇ魔導士はこのギルドにはいねぇ、だろ?」
「今ここにいる中で、お前以外誰がナツを力づくで連れ戻せる!?」

するとその言葉を聞いて、1人の男が立ち上がった。

「じーさん・・・そりゃあ聞き捨てならねぇなァ」

立ち上がった男・・・グレイは静かにそう言ったのだった。











「うわー、懐かしいっ!ここってあたしとナツ達が出会った街よねー」
「懐かしい・・・ってそんな昔の事でもねぇだろ」
「ルーシィ、ばーちゃん。ぷっ」
「お腹すいたなー」

一方こちらはハルジオン。
ナツ達はガルナ島に行くため、ハルジオンの港町にいた。
ギルドでどんな騒ぎになっているかも知らずに。

「いい?まずはガルナ島に行く船を探すの」
「船だと!?無理無理!泳いで行くに決まってんだろ」
「そっちの方が無理だから」
「じゃあルーの魔法で空を飛ぶ!」
「いいよ。途中で海に落ちてもいいならね」

とにかく4人は船を探す。

「ガルナ島?冗談じゃねぇ。近寄りたくもねーよ」
「勘弁してくれ。名前も聞きたくねぇ」
「こ
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