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少年は魔人になるようです
第74話 爆裂娘は巻き込まれるようです
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あって、それに合格できれば愁磨さんが魔法世界へ行く

手筈を整えてくれるんだ。」

「ま、魔法世界……?そこであんたのお父さん探すの?」

「いや、その手掛かりがあるだろうって昔の仲間が教えてくれたんだ。

と言っても、行くのは1週間くらいの予定だけど……その、アーニャも来る?」


僕を惚けっと見て、その後馬鹿にしたような・・・いや、挑戦的な目をしてくる。

何も修業していないアーニャを誘ったのは、愁磨さん達に新しく条件を付けられちゃったからだ。

行くのは首都だけ、って。そこなら一番安全で一番情報も集まるだろうから、って。


「ふん、行くに決まってんでしょ!何よあんた、強くなったとこ以外何も変わってないじゃん。

結局、自分がしたい事以外何にも考えてない大ボケのままよ。」

「あ、アハハハハ。それはまぁ、追々直していくよ。」


一瞬、のどかさんの事は凄く考えてるよ―――って言いそうになったけど、止めておいた。

なんだか、また余計な騒動になりそうだったから。


「さ、そうと決まれば修業よ修業!あの人達に教わるのはすっっっっごい嫌だけど、あんたに抜かれたままよりは

一億倍マシよ!さ、行くわよ!!」

「わ、わ、ちょっとアーニャ!引っ張らないでよー!」


アーニャに引っ張られていって、久しぶりに魔法のみの修業を皆とやった。

・・・僕だけ、特別メニューで。途中で参加しようとしたアーニャは・・・・・。


「無理無理無理無理無理ぃぃぃいいいいいいいいーーーーーー!!」

「なんじゃ、やると言ったからには手加減せんぞ!!」


・・・アリカさんの洗礼を受ける事になった。まぁ、一番身になる修業って言えばそうだし。

こうして、出発までの10日間を戦い抜いた僕達は、最終日11日目。彼ら三人を相手にする事になった。


「さぁ、お前達の全てをぶつけて来い!!」

「はい!"ラステル・マスキル・マギステル! 『戦いの歌(カントゥス・ベラークス)』、『修羅の息吹(アルゴドーズ・セプトゥス)』!同纏・混装!!

戦闘の為の協奏曲(バルトフェルド・コンチェルティア)』!ハァァァアアアアアアアアアア!!」


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