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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick@03-1_ツンデレ!!
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があって!
 もしかしてと思って調べてみたら川の氾濫も警報が出ていて!

 学園都市の橋がいくつか通行止めになっています!!」

「「「えーー!!」」」

「佐天さんの家に行くにしても、私の家や御坂さん達の寮も通る橋が通行止めです!

 ・・・どうしましょう?」

「「「・・・・・」」」

「えっと、私、少しお金持っているから近くのホテルで一泊ってのも」

「だめですよ御坂さん! いくら御坂さんがお嬢様だからってそんな簡単に!」

「そうですよ佐天さんの言う通りです! そこまでしてはいけません!」

「ですが初春に佐天さん、このままですと行く所がありませんの。

 お姉様の言う通り、適当なホテルに泊るしか方法がありませんわ。

 お姉様だけでなくわたくしも出しますから」

「でも・・・」「・・・・」

他に方法も思いつかない。

でもお金をあまり持っていない佐天と初春がホテル代を半分も出す事が出来ない。
御坂と白井にほとんど払ってもらうことになる。

友人として譲れない何かが2人はあった。

このままではホテル行き(白井(ヘンタイ)発想の危ない意味ではない)に
なってしまう。

自分の休みの日に、こんな不幸が訪れて一番落ち込んでいた佐天を
救いの手が差し伸べられた。


4人が立っている店の前に1台のワゴン車が停まった。

セブンスミストの業者の人かと思った4人だが、運転席から知っている顔が見えた。

「真っ赤な車だったら決まっていたんだろうなー、この場面。


 お客さん  どちらまで?  」

タイミングを逃さないかのように、見せ場を逃さないかのように
信乃がシニカルな笑顔で現れた。

急な登場に驚いた4人だったが、一番付き合いの長い御坂がいち早く
意識を取り戻し、格好をつけて答えた。

「あなたと共に、行けるところまで」

「おう、それじゃ地獄にでも行きますか。 乗ってください」

御坂は嬉々として助手席に乗り込み、茫然としていた3人も急いで
後ろの席に乗り込んだ。





「ほんと助かったよ信乃にーちゃん。タイミングもバッチリだし」

「偶然ですよ。常盤台中学の修繕に使っている道具を片付けていた帰りです。

 大雨だから道具を外に出したままには出来ませんからね」

「ところで信乃さん、この車どちらに向かっていますの?」

「橋が通行止めなのは知っていますかね?
 4人の家で行けそうな場所はあります?」

信乃の言葉に4人全員が首を横に振って否定した。

「やはりそうですか。ここから行けるのは私の家だけだと思っていたので
 私の家に向かっています」

「お! さすが信乃にーちゃん気がきく
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