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少年は魔人になるようです
第66話 大乱闘が始まるようです
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いいのだ・・・!!

愛する人と、愛する人達と戦う事は嫌だ。けれど、彼らを諌める事は、私には―――)」

「………機械の巨人、いや操縦者よ!我が名は東拳王"修羅"が四天王、剣聖"朱雀"!!

貴様には迷いが見えるぞ!この戦いに疑問を抱いているのではないか!?」


私が広場の真ん中で止まっていると、蒼碧の派手な鎧を付けた人が

機体の正面に立ち、叫んだ。

・・・迷い、は確かにある。人を、全人類を消すなんて事あってはいけない。

だけど、私は・・・・・・!!


「私は、王に従う剣!だから、王に従い、戦います!!」

「……愚か、いや、哀れだな。皆、この赤子は殺すな。主の采配に委ねるようぞ。」

「「「承知。」」」

「右方、"修羅"が剣王"青龍"。後方、剣神"白虎"。左方、剣帝"玄武"。

いざ、尋常に――――」

「「「「「参る!!」」」」」


五人が同時に動き出す。

いや、唯一武器を出していない私が一瞬出遅れる形になり、四方から剣の突撃が迫る。

しかしこの機体の副武装である両手十本の指、射出型短槍"スラッシュハーケン"を

撃ち出し振り回し地面を砕く。そこで出来た僅かな隙、空中へと飛び出す。


「……成程、赤子かと思ったがある程度の使い手らしい。ならば一撃で決めよう。」

「出来るものなら、やってみてください………!!」

「いいとも。ああ、君はそれの弱点に気づいていないようだからな。」


空中で主武装"聖剣エクスカリバー"を抜き、奥義の為の気を溜める。

四天王も空中へ飛び上がり、それぞれの剣を上段に途轍もない気を凝縮させる。


「神鳴流奥義………『雷帝剣』!!!」

「「「「四天剣連義!『四重十字斬』!!」」」」


私の巨大な剣と四本の剣が激突――――せず、エクスカリバーは只の一本の剣によって

簡単に砕かれ、殆どのエネルギーを残したまま、四本の剣がギャラハッドを切り裂いた。


機体ノダメージガ限界デス 機体ノダメージガ限界デス 搭乗者ハ今スグ――――――――
「そ、んな……なぜ………!!」

「当然だ。その様な巨大な機体に気を回し、剣に集約出来る筈も無かろうて。

今は眠れ、若き獅子よ。」


ギャラハッドの目の前に飛び上がった朱雀が爆発寸前のギャラハッドを切り裂き、

私を引きずり出す。

そして抵抗する事も出来ないまま、意識を刈り取られた。

Side out
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


Side 超

「超さん、第四陣ももうすぐ突破されます!」

「そのようだネ。全隊長機の準備ハ出来てるカネ?」

「予想全滅
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