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皇太子殿下はご機嫌ななめ
第9話 「手は届く。目は届かない」
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やら……。
 しかし楽しげでは、ありますな。

「俺も行って良い?」
「却下です。かわいこぶってもダメですぞ」
「俺のクシ○トリアに乗せろぉぉぉぉ」
「駄々を捏ねてもダメです」
「帝国宰相命令だー」
「諫言いたしますぞー」

 ほれ見なさい。ラインハルトとジークが、呆れたような目で見ておりますぞ。
 大人って、どうしてこうなんだろうという目で、見ております。
 こどもに呆れられる宰相というのは、どうでございましょうや。

「知るか、そんなもんっ!! 大人の方が我が侭なもんなんだ」
「ばか、ばっか」
「うわ〜。ラインハルトではなく、ジークに言われてしまいましたな」
「ジークぅ〜」
「キルヒアイス。言いすぎだぞ」
「そうだそうだ。ラインハルト、よく言った」
「いくら本当の事でも、だ。真実は時に、人を傷つけるんだ」
「お前まで、なんだよー」

 うん? アンネローゼ。どうしたんじゃ?
 目が怖いぞ。

「殿下、諦めてお仕事しましょうね」
「え、え?」

 おお凄いぞ。アンネローゼ。皇太子殿下を強引に引きずって行ったわ。
 お諦めになって、お仕事に勤しむ事ですな。
 問題は山積みなのです。
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