暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter27「ホテル・アグスタ」
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


頑張る事と無理をする事は違---
「だから!私のこのドレス、似合っとるか聞いとるんや!」

「…………」

ようやくはやてが自分に伝えようとしている事が理解できた。
でもまさか、このタイミングであのはやてが、そんな事を聞いてくるとは思ってもみなかった。

「えっと……そ、そうだな……似合ってるぞ?」

「……疑問系?」

「うっ……」

ここぞという時に、目を潤ませて自分を見るはやてに、これまで使った事のないほどに頭を使い、彼女に掛ける言葉を探す。

「そのドレス、凄く似合っているよ」

「………」

「あ、あと、いつもよりはやてが輝いて見えるなぁ、うんうん。多分、いつもと違う化粧に口紅とか使ってるからだよな!いや〜女の子ってちょっと身だしなみ整えただけで、別人になっちゃうんだな、あははは!」

打てる手は全て打った。


後は……出たとこ勝負だ。

「はぁ〜……まぁまぁやな。54点ってとこかな?」

「ぐあっ」

54点……それがはやてのルドガーへの評価だった。
虚しさのあまり両膝を付くルドガー。
そんなルドガーの手を取り、立ち上げさせるはやて。

「でも、まぁ嬉しかったよ。ありがとうな、ルドガー」

「まったく、お前は……」


とてもすぐ側で戦いが起こっているとは思わさない、甘い香り全開の会話に今戦っている前線メンバーに対して罪悪感を2人は覚えるが、それでも決してこの感覚は嫌いにはなれなかった。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ