暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第三五幕 「父を訪ねて約5600マイル」
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煽られてちょっと引き気味である。
最後にジョウ、シャル、箒の三人。
一夏が「せっかくこんなに人が集まっているんだから」ということで呼び出されただけである。ちなみにこの日箒は自分の料理の腕が鈍っていないか気になったため自作の弁当を持ってきていた。どうも誰かに味を確かめてもらう気だったらしく、箒にとってその話は渡り船だったようだ。
「これだけ集まるとちょっとしたパーティだな」
「ひーふーみー・・・12人も集まってる。しかもそのうち専用機持ちが7人、いやラウラさんも多分持ってるから8人かぁ・・・」
食堂以外でこれだけの人数が食事することなどまずないだろうなぁ、とか考えているジョウに、集まったメンツの人数を数える佐藤さん。よくもまぁ美男美女ばかりこれだけそろったものである。この集りの実質的主催者の一夏は、持参したお茶を掲げて乾杯の音頭を取る。
「各自飲み物は持ったか?」
「お姉さま、どうぞ」
「ありがとう、つらら」
「ラウラさんは?」
「問題ない。自販機で買ってある」
「皆準備出来たみたいだな?それじゃあ・・・ラウラさん転入祝い、及び佐藤さんとジョウさんの補助生就任を祝って、乾杯!!」
「「「「かんぱーい!」」」」
最初の理由がどうあれ、これだけ人数が集まったのだから何かしら理由をつけて騒ぎたがるのが日本人の常というもの。・・・まぁ日本人じゃない人が混じっているのはご愛嬌。こういう場では騒がにゃ損損と言わんばかりに食事会は盛り上がった。
「どうよ私の酢豚は!」
「あ、俺ちょっと酢豚は苦手なんで・・・」
「兄さんつまらない嘘ついてないで食べてみなよ。(昔と違って)本当においしいよ?」
「オラオラとっとと食べなさいよぉ!!」
「もがが!・・・!?・・・美味い!」
「私も、ちょっと・・・もらう」
「この卵焼きを作ったのは誰だぁー!!」
「私こと織斑でございます、佐藤さま!」
「この程よい歯ごたえとゆっくり舌の上に広がる程よい甘味・・・何より美しい曲線を描いた形が素晴らしい!これはいい卵焼きだ!」
「感謝の極み!」
「ねーねーこっちの巻寿司も食べてみてよ〜。こっちは私が作ったんだよ〜?」
「・・・食べたことのないお肉ですわね。つらら、これは何のお肉ですの?」
「馬肉ですが?」
「ぶふぅぅーーー!?!?」
「そういえば連合王国は馬肉食タブーなんだっけ?もったいないなぁ、こんなに美味しいのに・・・しかも
母国
(
フランス
)
から馬肉輸入してるから今更だし」
「あ、貴方知ってて食べさせましたの!?乗馬を学んだこの私に!?・・・・・・しかしまぁ法律で禁止されてるわけではないし、美味しいから食べますわ」
「ふむ、オルコットは思考が柔軟だな。柔軟な思考は戦いにも必要だとよく教官が言っていた」
「ボーデヴ
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