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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter22「自覚する想い」
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は、経費から出るとはいえ余分なお金を使わない為にもここは子供料金で入ってもらいたいところ。ヴィータに子供料金で入ってもらう為交渉を始めようとするが……

「な、なんでもありません……」

「わかればよし」

彼女の圧力を前に結局折れた。受付の店員に案内されルドガー達は支払いのあるはやてを残し男女の暖簾がある前まで移動する。暖簾に書いてある文字は読めないが、何となく男女に分かれているのはルドガーにも伝わる。

「……男女別か。混浴じゃなくてよかった」

「ですね。混浴だったら大変でしたね……」

ルドガーは過去のトラウマから混浴だけは絶対に避けたいようだ。しかしエリオはルドガーのような苦い経験はないはずだが、単純に女性と一緒に風呂に恥ずかしさもあり入りたくはないのだろう。
何処かの自称強すぎる商人にも見習わせたいところだ。

「エリオくん、一緒にお風呂入ろう!」

「ええぇぇ!?だ、だめだよキャロ!僕は男の子だし、それにルドガーさんだっているし……」

恥じらいもなく異性のエリオを一緒にお風呂に誘うキャロにたじたじなエリオ。
だがそこにフェイトが更に追い討ちをかける。

「……でも、せっかくだし一緒に入ろうよ」

「フェイトさん!?」

エグ過ぎる……キャロとフェイトの見事な共鳴術技並みの華麗な連携に男として彼女達に戦慄する。
壁の貼り紙には、女性風呂への混浴は11歳以下の男児のみでお願いしますと書かれている。
エリオは10歳という制限をクリアしている為、問題なく女湯へ入れる。

「え……い、いや……あ、あのですね!それはやっぱり……スバルさんとか、隊長達とか、アリサさん達もいますし!」

ありとあらゆる抵抗を試みるエリオ。


しかし……


「別に私は構わないけど?」

「てゆーか、前から頭洗ってあげようかとか言ってるじゃない」

「私らもいいわよ……ね?」

「うん」

「いいんじゃないかな?仲良く入れば」

……無情にもティアナとスバル、アリサ、すずか、なのはにエリオの退路は潰される。

「そうだよ……エリオと一緒にお風呂は久しぶりだし……入りたいなぁ」

「うぅ」

とどめのフェイトの一撃と表現できる言葉にエリオのライフは既にゼロ……と見えたがまだエリオは諦めていなかった。エリオはルドガーに助けを求めるような視線を送る。その小動物のような瞳を見てしまえば見捨てる事はできない。ため息を吐きルドガーはエリオに助け舟を出す。

「そのへんにしてやれよ。オトシゴロな少年には目麗しい女性陣と風呂に入るなんて刺激が強すぎて男の子の日をこの歳で経験してしまうぞ」

「お、男の子の日?ティア、知ってる?」

「私が知る訳ないでしょ……で、何なんです
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