暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十八話:奴隷ライフでもキレイキレイ
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「やった!できた!」

 これで、これで勝つる!!

「何がだ?」
「キレイキレイ!」
「……何、言ってんだ」
「だから、キレイキレイ」
「……すまん。俺は、もう無理かもしれない」

 ん?
 よくわからんが、なにかで追い詰めてしまったの?

「なんか、ごめん。お詫びと言っちゃなんだけど、ヘンリーにもしてあげるよ。そーれ、キレイキレイー」

 ぽわわわわーん。
 みたいな光の演出が、ヘンリーを包みます。

「……なんだ、今の」
「だから、キレイキレイ」
「説明してくれ。ちゃんと。頼むから」

 やればわかるかと、思ったんだけどなあ。
 名前もわかりやすいし。

「あー。真面目に、説明するとですね。キアリーを応用して、体とか衣服とかその他諸々の、汚れやなんかをキレイにする。そういう、魔法です。奴隷生活や旅の途中では、まともにお風呂とか入れないので。病気の予防にも、精神衛生上も、清潔を保つことは大切なので」
「……それも、チートか?」
「はい」
「……最初から、そうやって説明してくれよ。出来るんならよ」
「わかるかと思って」
「わかんねえから」

 そうか。
 これが、男女の考え方の違いというヤツかね?

「絶対に違う」
「え?なにが?なにを否定したの?今」

 無暗に思考を読むのは、やめて欲しいんですけど。

「まあ、ダメって言うなら、気を付けるよ。今後は」
「そうしてくれ」

 嫌がらせでわざとすることは、あるかもしれないけど。

「やめろ」
「だから、なにを否定してるの?」

 しかしこうなると、魔力が足りないなあ。
 他のみなさんにも、全員に毎日とはいかなくとも、定期的にかけておきたいし。
 色々、練習はしないといけないし。

「ヘンリー。魔力、ちょうだい」
「はあ?何、言ってんだ」
「ダメ?」
「ダメとかダメじゃないとかの前に。説明しろって、ちゃんと」

 仕方ない。
 こういうことは、ちゃんと同意を得ないといけないからね!

「マホトラが、使えるんだけどね」
「……なんでだよ?お前が使えるなら、マホキテだろ?」
「ゲームで使えなかった魔法は、適性が無いから使えないのと、学んで無かったから使えないのがあるみたいでね。マホトラは、勉強したら使えた」
「そうなのか。それで?」
「さっきのキレイキレイを、他のみなさんにもかけたいんだけど。私の魔力だけだと足りないから。ヘンリーの攻撃魔法は、どうせここでは料理の火種くらいにしか使えないし。余った魔力、ちょうだい」
「……いいけど。俺も、ゲームでは使えなかった魔法、使えるかもしれないんだよな?」
「そうだけど。レベル1だと、難しいと思うよ」
「……結局、そこか」
「うん。まあ、将
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ