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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十八話:奴隷ライフでもキレイキレイ
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来的には使えるんだろうし。勉強しときたい魔法があるなら、そこは教えてもいいよ。私、知識はひと通り覚えてるから。訓練で経験値が全く入らないとも限らないし」

 成長システムは、よくわからんとこあるよね。
 数値が見られるわけじゃ無いから。

「……覚えてるって。……全部、か?」
「うん。勉強しないと使えないなら、仲間に教えないといけないでしょ。だから、使えないのも全部」
「……そうか。……すごいな、お前」
「そう?普通じゃない?私の環境なら」

 大人の常識とゲームの知識とひと通りの資料が揃った、恵まれた環境があったんだからさ。

「まあ、勉強したいのは考えといてね。じゃ、もらうよ」
「おう。やってくれ」
「えーい、マホトラー」
「えーいとかそういうのはやめろ!」

 なんでさ?
 折角の魔法で美少女なんだから、ちょっとくらい魔法少女気分に浸ってもいいじゃない!
 戦闘中でも無いんだから!

「心配しなくても、年齢的に限界を感じたらやめるよ」
「そんな心配はしてねえ」

 全く、わけがわからないよ。

「じゃあ、キレイキレイしてくるから」
「その名前も……誰が、考えたんだよ……」
「さあ?私か、べネットじいさんじゃないの」

 たぶん私だと思うけど。
 書いてなかったから、知らん。



「そーれ、キレイキレイー」

 ぽわわわわーん。

「わあ、すごい、すごい!すっきりした!ありがとう、ドーラちゃん!」
「どういたしましてー」

「えーい、キレイキレイー」

 ぽわわわわーん。

「はー、気持ちいいー。ドーラちゃん、可愛いー!」
「ドーラに、おまかせー」

 あ。

「ごめんなさい。魔力が、切れました」
「え、そうなの?残念」
「誰か、魔力くれませんか?」
「あげられるなら、あげたいけど」
「試して、いいですか?」
「いいよー」
「えいっ、マホトラー」



 同意を得た上で手当たり次第に試した結果、六割程度のみなさんに魔力があることが判明しました。
 これで、魔力の消費は気にしなくてもいいね!
 練習し放題だね!

 思いがけずも全員にキレイキレイすることができて、みなさんツヤツヤしてます。
 うん、キレイ、キレイ!


 体と一緒に心もリフレッシュされたように、みなさんニコニコしてますけれども。
 なぜか、ぐったりしてる人が約一名。

「ヘンリー?どうしたの?ホームシック?」
「……本気で言ってるのか?それ」

 言ってません。

「あんまり細かいこと気にしてると、ハゲるよ。あと、胃に穴空くよ」
「……誰のせいだよ」
「強いて言えば、私のせいかとは思うけど。他の誰も気にしてないし、ヘンリーもちょっと
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