暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十七話:明日のために
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 頼んでも無いのにパパンを救うという使命感に燃えてしまったヘンリーに、ストーキング宣言を食らってしまった私ですが。
 それは断り続ければいいとして、そんなことだけにかかずらわってる場合ではありません。

 パパン蘇生の最低条件である、合体魔法の習得は勿論として。
 同じく必須のザオリク、ベホマラー、保険としてベホマズンあたりの習得には、揃えないといけない材料があるしレベルも足りないので、今は無理として。
 イケメン美女形成にも奴隷ライフを快適に過ごすためにも役立つ生活系便利魔法の習得とか、体術や武器の扱いの練習とか。するべきことは山積みですからね!
 今すぐお仕事が無いのなら、できる限り、やっておかないと!


 というわけで、他にすることが無いことでもあるし、早速合体魔法の練習から始めてみます。

 最終的には両手に別々の魔法を発動させた上で、反発したり打ち消しあったりしないように上手く調整しながら、混ぜ合わせないといけないわけですが。
 最初からそんなの無理なので、まずは両手にそれぞれ、同じ魔法を発動させるところから。
 このためにちょっと前から、利き手じゃ無いほうの手で発動させる練習はしてたんですけれども。

「……ホイミ……」

 片手しか出なかった。

「おう、ありがとうよ!ドーラちゃん」
「いえいえ」

 無駄打ちも勿体ないので、おじちゃんの肩こりを治してみました。

「ホイミ(ホイミ)」

 時間差で出た。

「はー……楽になったわ、ありがとね」
「いえいえ」

 心の声が時間差になってたのかな。

「ホホイイミミ」

 お、今のはいいんじゃね?
 いや、微妙?

「やっぱり、じいさんより可愛い子のほうが気持ちいいね!」
「またまた」

 この方向から攻めていけばいい気がする。
 段々短くして、いずれ詠唱一回にまとめる感じで。



 その後もみなさんの肩こりやら腰痛やら眼精疲労やら、色々と治して、魔力が尽きるちょっと前に終了。
 いざというときのために、少しは残しておかないとね!
 お仕事が始まったら、仕事中の怪我を治すついでに練習すればいいかな。

「なあ、ドーラ。あれって」
「ボランティアです。いずれ過酷な労働が始まるんだから、悪いところは早目に治しておかないと!」

 勿論、教えませんとも。

「そんなことより。ちょっと、打ち合いに付き合ってもらえませんかね。武器は取られたから、その辺に転がってたただの棒だけど」
「……やったことねえけど」
「気弱で無気力な王子様(設定)に、そこは期待してないから。この先十年の練習相手になってくれるなら、教えるよ」
「わかった。頼む」
「うん」


 というわけで、利害の一致でこれ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ