暁 〜小説投稿サイト〜
ゲルググSEED DESTINY
第二十八話 夜明け
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
…」

「仲間が守れただけでも満足するべきじゃないかな?」

「クラウ―――来てたのか?」

ラー・カイラムからこちらの損傷した機体の修理を行う為に彼が来たらしい。作業はまだ始まっていないのかこちらの様子を先に見に来たようだ。

「守れたものは決して少なくないよ。あのままアレが暴れまわってたら他の地域にだって被害が及んだだろうしね。気にするな、とは言わないが考え込みすぎるなよ」

クラウはそのまま部屋から出て、機体の修理の為にマーレに会いにいく。

「マーレ、来たよ。修理とフライトユニットの装備でいいのかい?」

「ああ、もしかしたらこれがコイツの最後になるかもしれんがな」

修理しているゲルググを見上げる。機体はマーレのを含めて殆どが急いで修理している。マーレのゲルググも修理されている機体の一機だ。ミネルバ自体を含め相当どの機体も疲弊していることは明らかだろう。
マーレは本来ミネルバクルーではない。そのため彼独自に新たに受けた命令なども存在している。そして、彼は次の任務を最後に新たな機体の受領となっていた。故に彼はこのゲルググに乗るのは最後かもしれないとそう言った。

「ああ、ちなみに次の任務の内容は知っているのかい?」

「知らねえし、知る必要もねえだろ」

「まあ、そうだね。その内わかる事なんだろうし」

そう言って笑みを浮かべながらクラウは作業に戻っていった。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ