暁 〜小説投稿サイト〜
ゲルググSEED DESTINY
第二十六話 ベルリンの炎
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
デストロイが暴れているベルリンに一番最初に辿り着いたのはアークエンジェル部隊だった。ラー・カイラムはファントムペインによって足止めをくらい、ミネルバは港で補給と修理を受けていたため出発が遅れ、結果的にアークエンジェルが先に辿り着いたのだ。

「チッ、アイツ等また来やがったか。スティング、アウル。気をつけろ!アークエンジェルの奴等が来たぞ!」

ネオは小さく舌打しながらスティングとアウルに警告を促す。

『またアイツ等かよ〜』

『ハッ、今日こそコイツで落としてやるぜ!』

『ゴットフリート照準、テエェェッ――――――!!』

アークエンジェルが視認出来る距離にまで辿り着き、先制攻撃とばかりにゴットフリートを放って来た。アレだけ大きい的なのだ。何の対策もしてないはずはないだろうが、何らかのアクションはあるはず。そう思い、フリーダムやムラサメ、ストライクルージュが出撃する前に様子を見ていたのだが――――――

『効くかよ、そんなもんが!』

一定距離にビームが辿り着いた途端、霧散するようにビームが弾ける。

「このIフィールドってのは強力だね〜。初めは信頼できなかったけど、数値的には戦艦の主砲クラスは愚か、陽電子砲クラスまで弾いちゃうらしいって言うのは凄いな」

Iフィールドの性能を実際に目にし、ネオはその兵器の強力さに驚嘆する。ジブリールが最強の盾だというのも無理もない話だ。事実、このクラスのビーム砲を防げて、実弾兵装もPS装甲系列で防ぐことが出来れば、近接戦の武器以外、脅威になることはないだろう。

『マリューさん、発進の許可を!あんなのをこれ以上街にいさせるわけにはいかない!』

キラがアークエンジェルの格納庫から発進の許可を願い出る。マリューもそのつもりだった為、すぐに発進させるように命じた。

『キラ・ヤマト―――フリーダム出ます!!』

『我々も出撃するぞ!ムラサメ隊、発進!!』

『カガリ・ユラ・アスハ―――ストライクルージュ、出るぞ!』

フリーダム、ムラサメ六機、ストライクルージュが出撃する。ムラサメの内一機はバルトフェルドが乗ることになり、六機の内二機がカガリの護衛に付いていた。
フリーダムは早速とばかりにバラエーナプラズマ収束ビーム砲を放つ。しかし、戦艦の主砲すら弾いたIフィールドを前に、核動力とはいえ通常のMSの攻撃が通用するはずもない。

『クッ、駄目か!だったらこれで!』

ランチャーストライクと同等の火力といわれるクスィフィアスレール砲を構えて発射する。しかし、それもVPS装甲によって通じたようには見えない。衝撃もアレだけの巨体であれば殆ど通用していないだろう。

『クソ、あんな機体―――どうやって倒せばいいんだ!』

カガリも悲痛な叫びを上げながらス
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ